更新日: 2020.04.09 その他暮らし

片づけの美学67 新型コロナウイルスの影響で経済も心配。私たちにできる買い物という貢献

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学67 新型コロナウイルスの影響で経済も心配。私たちにできる買い物という貢献
新型コロナウイルスの感染により、苦しんでいる方の報道とともに、経済の先行きを心配する声もたくさん耳にする状況になっていますね。
 
私たち1人ひとりができる経済支援は、お買い物をしてお金を循環させることではないでしょうか。先行き不透明な時だからこそ、ムダのない買い物で社会貢献をしたいですね。
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

チェック1:どんな会社・人を支援したい?

社会貢献を考えるなら、応援したい会社や人からモノを買うのがよいでしょう。以前から好きな商品を作っている会社や扱っているお店、手作りの作家さんなどがいる場合は、なにか1点でも必要なモノを購入すると、大きな応援になりますね。
 
特定の好きな会社などがない場合、身近にある情報から気になるモノを拾い上げるのは、宝探しのようで楽しい発見になるのではないでしょうか。
 
例えば、行ったことのない近くのお店や、ネットの記事で読んだ、売れなくて困っているという地場産業など、あなたが気になる会社や人と巡り合えると素敵ですね。
 
また、そろそろ買い替えようと思っている家具や家電など、高額なモノをこの機会に検討するのも良さそうです。もちろん、高額なモノだけではなく、身近な食料品・衣類を購入することだって、だれかを応援することにつながりますよね。

チェック2:不要な買い貯めはやめておこう

買い物が社会貢献になるとしても、不必要にたくさんの商品を購入するのはおすすめできません。
 
新型コロナウイルス騒動が始まってから、マスク、次いでトイレットペーパーなどの紙類の買い占めが起こり、品切れ・転売は多くの人を困らせる結果となりました。今後、騒動が長引けば、別の商品が新たに買い占めの対象になる可能性も否定できません。
 
とはいえ、闇雲にいつも1つ買うモノを2つ、3つと購入してくると、購入金額が多くなってしまいます。
 
また、買いすぎるといつもの場所に収納しきれず、別の所に入れておくという結果になります。そうなると、家の中で忘れ去られ、長い間使われずに、ただ眠っているという結果になる可能性が高くなるのです。それでは、支払ったお金がムダになってしまいます。
 
家庭で使うモノは、1カ月分を持っていれば、十分ではないでしょうか。その1カ月分を使っている間に、新たに購入するチャンスがあるでしょうから、不必要に買い込む必要はありません。
 
食料品、日用品は、買い貯めよりも、必要分を購入して、手持ち分を上手に循環していくのが理想です。ストック&ローリングで、ムダを省きましょう。

チェック3:買う方法も見直すチャンス

地域によっては、繁華街やショッピングモールなど、これまで購入していたお店がある場所に気軽に近づけなくなった所もあるのではないでしょうか。
 
この騒動は、モノを買う場所も見直すきっかけになるかもしれません。すでに、宅配サービスやネット通販が以前よりも盛況になっているようです。
 
例えば、洋服は店舗で購入していたけれど、ネットショッピングにチャレンジしてみたり。スーパーでの買い物を、ネットスーパーの配達にしてみたり。
 
慣れるまでは、これまでと勝手が違い、使いづらい気がするかもしれませんが、ポイントが貯まったり、割引クーポンがもらえたりと、お得なサービスがたくさんある場合があります。買い物のコツは、実際の店舗に行った時を思い浮かべて、同じ手順で買い物していくことです。
 
例えばネットスーパーの場合、よく行くスーパーが、果物・野菜・お魚・お肉・冷凍食品・お惣菜という並びだとします。実際のスーパーを歩いているイメージで、商品をカートに追加していくのです。
 
実際のお買い物を想像しながら買っていくと、ネットショッピングも難しくないのではないでしょうか。

買い物の下調べを進めよう

今後、政府からの補助金や給付金などの経済支援も期待できるかもしれません。政治の流れも見ながら、先の買い物計画を立てたり、商品の下調べをしたりするのも楽しそうですね。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表