最終更新日: 2020.08.07 公開日: 2020.08.09
暮らし

感染症対策で決済方法に変化あり?スマホ決済の利用月額平均もアップ

レジ前に透明のビニールで仕切りがされている風景も、すっかり見慣れてきた頃ではないでしょうか。いつもだったら手と手で受け渡していた現金も、感染症対策のためトレーでやり取りすることがメインになってきています。
 
そんななか、つい先日ポイント還元が終了したキャッシュレス決済と感染症対策の親和性について注目が集まっているようです。
 
わたしたち消費者の決済についての意識や、キャッシュレス決済のありかたについてなど、株式会社GVが運営する「まねーぶ」が発表した「新型コロナウイルス感染症対策における決済方法の変化についての意識調査」の結果(※)をひもといていきましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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外出自粛前後で決済方法に変化アリ

この調査は、全国20代から60代男女1000人を対象に行われたもの。まず、支払いの際に新型コロナウイルス感染症についてどれくらいの人が意識しているのかを見てみます。
 
【決済時に新型コロナウイルス感染症対策を意識している?】
・意識している :79.3%
・意識していない:20.7%
 (普段とかわらない)
 
およそ8割の人が、レジで支払う際に感染リスクを意識しているようです。コロナ禍といわれる今ですから、やはり他人と近い距離で触れ合うことに敏感になっている人が多いのでしょう。
 
では、外出自粛で決済方法に変化はあったのでしょうか。
 
【新型コロナウイルス感染症対策による決済方法の変化(平均値)】
<外出自粛前(4月6日以前)>
・現金               :4.7割
・クレジットカード         :3.0割
・スマホ決済(バーコード・QR型決済):1.0割
・スマホ決済(非接触型)      :0.3割
・ICカード(非接触型)       :0.6割
 
<外出自粛中(4月7日以降)>
・現金               :3.3割
・クレジットカード         :3.8割
・スマホ決済(バーコード・QR型決済):1.5割
・スマホ決済(非接触型)      :0.3割
・ICカード(非接触型)       :0.6割
 
外出自粛前と外出自粛中で、特に大きな変化があったのは「現金」「クレジットカード」「スマホ決済(バーコード・QR型決済)」でした。
 
特に現金については、利用率の平均がおよそ5割からおよそ3割にガクっと減っています。その分、クレジットカードの利用率が1割ほどアップ。バーコードやQRコードを利用したスマホ決済についても、0.5割アップしています。
 
「現金はやめてクレジットカードを使おう」「テレビCMなどもよく見るし、この機会にバーコード・QRコード決済のアプリを入れてみよう」という人が多かったのかもしれません。
 

手軽なスマホ決済、月にいくらくらい使っている?

そんなスマホ決済ですが、みなさん月にいくらくらい使っているものなのでしょうか。こちらも外出自粛前と最中で比較してみましょう。
 
【「スマホ決済」の利用月額の変化】
<外出自粛前(4月6日以前)>
1位:0円           49.1%
2位:1万円〜3万円未満    18.9%
3位:1円〜5000円未満     15.5%
4位:5000円〜1万円未満    9.8%
5位:3万円〜5万円未満     3.9%
6位:5万円以上         2.8%
→平均値:6399円
 
<外出自粛中(4月7日以降)>
1位:0円           47.7%
2位:1万円〜3万円未満    19.3%
3位:5000円〜1万円未満   11.9%
4位:1円〜5000円未満     9.1%
5位:3万円〜5万円未満     6.7%
6位:5万円以上         5.3%
→平均値:9078円
 
こう見ると、半数以上の人がスマホ決済を利用していることがわかります。また、外出自粛前に比べ、外出自粛中は「0円」「1円〜5000円未満」の割合が減り、代わりに5000円以上利用した割合が軒並み増加しています。
 
月額の平均も、3000円近く上がっていることから、スマホ決済を利用する機会だけでなく利用金額もアップしていることがわかりますね。
 

感染症対策の決済方法。よかったことや困ったことは?

最後に、わたしたち消費者の意識について見てみましょう。
 
【感染症対策でよかった決済方法(複数回答可)】
1位:クレジットカード          484人
2位:スマホ決済(バーコード・QR型決済) 354人
3位:ICカード(非接触型)        189人
4位:スマホ決済(非接触型)       165人
 
【その理由(複数回答可)】
1位:支払い時に接触が少ない     754人
2位:セルフレジ(無人)が利用できる 277人
3位:ATMに行く必要がない       232人
4位:サインレスである        200人
 
やはり、お金を触ったりレジで手が触れ合ったりする機会の少ないキャッシュレス決済が支持されているようです。店員との接触がないセルフレジが使えたり、ATMに行く手間が省けたりというメリットも評価されていることがわかります。
 
一方で、困ったことはあるのでしょうか。
 
【感染症対策で困った決済方法(複数回答可)】
1位:困ると感じた決済方法はない     695人
2位:現金                256人
3位:クレジットカード           35人
4位:スマホ決済(バーコード・QR型決済)  18人
 
【その理由(複数回答可)】
1位:困ると感じたことはない  593人
2位:支払い時の接触が多い   239人
3位:タッチパネルの操作が必要 116人
4位:ATMに行く必要がある    95人
 
現金を使わざるを得ない状況においては、感染リスクがあって困ると感じている人が4人に1人いるということになります。
 
ただ、およそ7割の人は、感染症対策において決済方法で困ったことはないと感じているようですね。新型コロナウイルス感染症拡大以前から行われていたポイント還元事業の影響でキャッシュレス決済を導入した店舗が増えていたという背景も功を奏したのかもしれません。
 
キャッシュレス決済の利便性が再認識され、世間により広まっていくことが予想できるといえそうです。
 
[出典]
※株式会社GV「新型コロナウイルス感染症対策における決済方法の変化についての意識調査」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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