更新日: 2020.08.31 家具・片付け

片づけの美学76 洗濯ハンガーは収納すべき?収納しない?メリット比較

片づけの美学76 洗濯ハンガーは収納すべき?収納しない?メリット比較
洗濯を干す時に使う洗濯ハンガーや、洗濯ばさみがたくさんついたピンチハンガーは毎回収納していますか? 干す道具を収納するメリットと、収納しないメリットを比較してみました。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

洗濯は室内干し? 屋外干し? 干さない?

洗濯物を干すスタイルは、洗濯ハンガーの収納をするか、しないかの判断に大きくかかわってきます。
 
室内で干す場合は、道具類がぶら下がったままだと、気になりやすいですね。洗面所、風呂場、家事室などはスペースが限られていることが多いので、収納することを選択する人が多いかもしれません。
 
洗濯物を庭やベランダ、テラスに干す場合、洗濯ハンガーを出したままでも気にならないことが増えてくると思います。
 
また、乾燥機を使うので、ほとんど干さないという方も。とはいっても、乾燥機が使えない衣類もあるので、一部の衣類は干すことになると思います。

洗濯ハンガーを収納するメリット3つ

洗濯ハンガーやピンチハンガーを収納する場合のメリットをまとめました。メリットに共感する方は、洗濯ハンガーを収納する生活が合っているといえます。

1.スッキリ見える

干す道具は、洗濯ばさみなど凹凸が多く、サイズも大きくなるので、とても目立ちます。
 
量が増えるほど存在感が大きくなるので、片づけられているととてもスッキリ見えます。収納だけではなく、使用中にもいえることですが、干す道具の存在感を減らすコツは、色の数を減らすこと。白など1色に統一できると、よりスッキリします。

2.洗濯ハンガーが長持ち

プラスチック製の洗濯ハンガー屋外で使うと、紫外線や雨風の影響で、劣化しやすくなります。
 
室内で使う場合も、ぶら下がった状態だと、体やなにかのコードなど引っかかりやすく、破損の原因になります。使用中以外は収納していれば、引っかけ破損や、自然劣化を防ぐスピードを遅らせることができます。

3.ぬれない

屋外でぶら下げたままだと、雨にぬれます。次の日が晴れで、いざ洗濯物を干そうとしたら、水滴が衣類にかかるなんて状態にもなります。毎回収納していれば、水滴がかかる心配はありません。

洗濯ハンガーの出しっぱなしのメリット4つ

洗濯ハンガーやピンチハンガーを収納しない場合のメリットをまとめました。メリットに共感する方は、洗濯ハンガーを出しっぱなしの生活が合っているといえます。

1.洗濯の回数が多い

洗濯物が多くて毎日洗濯する、さらに1日数回使うような家庭の場合、何度も出したりしまったりは効率が悪く、作業の手間が増えてしまいます。そんな場合は、都度収納しなくてもよい環境を準備することに労力を使いたいですね。

2.物干しが外から見えない

物干しを外から見えづらい場所に確保できると、干す道具を収納する必要性を感じにくいと思います。またはマンションなどで、他の家庭もぶら下げたままであれば、みんな一緒で気にならないことも多いのではないでしょうか。

3.洗濯ハンガーの劣化を受け入れる

洗濯ハンガーを屋外でぶら下げたままだと劣化は早くなります。だけど、数ヶ月でダメになるわけではなく、数年は問題なく使うことができます。
 
実際、私の家では、ずっとぶら下げたままですが、4年以上、何の問題もなく使えています。少しばかり劣化の進みが早く、買い替えスパンが短くなっても、収納する手間を面倒に感じる場合は、ぶら下げたままでよいのではないでしょうか。

4.時短優先

洗濯ハンガーをまとめて、収納する手間をムダに感じるなら、ぶら下げたままをお勧めします。洗濯ハンガーを取り込む、まとめる、収納する、また取り出す、という手順が省けるので、家事の時短になることは間違いありません。

メリット・デメリットを比較

それぞれの家庭で、洗濯ハンガーを収納する・収納しないの選択は違ってきます。2つのメリットを比較することで、自分に合った洗濯ハンガーの扱い方を再確認してもらえるとうれしいです。どちらが正しいわけでもありません。自信を持って、洗濯を進めていきましょう。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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