更新日: 2020.08.30 家具・片付け

片づけの美学79 快適テレワーク環境を手に入れるための最短4ステップ

片づけの美学79 快適テレワーク環境を手に入れるための最短4ステップ
コロナウイルス感染の行方が不明瞭な状況が続いています。今後も、テレワーク勤務の推奨が継続される可能性があります。そうであれば、休日や仕事の合間に、テレワーク環境を整えるお片づけをしてみませんか。
 
片づけをすることで、労働環境が良くなるし、仕事への集中力も高まるはずです。そして、体を動かすきっかけにもなる追加効果もあります。時間がなくて、無理だと諦めている場合も、短時間であっても継続することで良い環境づくりができますよ。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

快適テレワーク環境への4ステップ

テレワーク環境を改善するための手軽な4ステップを紹介します。
 
時間が取れる場合は、週末などを利用して数日で実行してみてください。もし時間が取れない場合、毎日10分作業するだけでも、少しずつ仕事環境が良くなるので、試してみてください。

ステップ1:不要なモノを処分・移動

ワークスペースに、今の仕事に関係ないモノを置いたままになっていませんか?
 
まずは、仕事に必要なモノと必要ないモノを分けましょう。必要ないモノとは、一般的に1年以上使っていないモノのことをいいます。ただ、テレワークが始まってから、一度も使っていない書類や道具がある場合は、1年未満でも対象にして良いかもしれません。
 
不要なモノは処分できれば一番いいですが、踏ん切りがつかない、また使うかもしれないと感じるのであれば、とりあえず移動させるだけでもOK。気が散ってしまいやすい趣味のモノはもちろん、過去の仕事の資料なども今の仕事で使わないモノも不要なモノの一種です。
 
職場のデスクには、家族の写真や好きなキャラクターなど、やすらぎグッズを置いている場合もあると思います。でも、自宅での仕事の場合、少し移動すればやすらぎグッズと触れ合えます。わざわざテレワーク環境に置いておく必要はありません。

ステップ2 :残ったものを分ける

仕事に必要なモノだけが残れば、次はそれらを使う頻度に合わせて、分けてみましょう。
 
できれば、3通りに分けます。
・毎日使うモノ
・週に2・3回使うモノ
・それ以下のモノ
 
パソコンやお気に入りのペンなどは毎日使う道具に当たるでしょう。ホチキスや時々使う資料などが2番目のアイテムかもしれません。この分け方は一人ひとり違うので、自分の仕事スタイルに合わせて、柔軟に対応してください。ざっくりと、毎日使うモノ・それ以外でも構いません。

ステップ3 :分けたアイテムを収納する

次は、分けたモノを使いやすい場所にしまっていきます。まずは、優先度が高いアイテムから置く場所を決めていきましょう。
 
よく使うモノは、取りやすく・目につきやすい場所がおすすめです。わざわざ収納せず、デスクの上に置き場所を作るだけでも整います。資料が多い場合、平積みは紛失・取り違えの元なので、立ててファイルなどに入れて、並べられるようにしたいですね。
 
毎日使わないモノは、一番下の引き出しの中など、ひと手間かかる場所でも不便はありません。数日に1回程度しか使わないモノは、卓上には不要ですからしまうようにしましょう。

ステップ4 :収納を統一する

便利な場所に置き場所が作れたら、最後の仕上げです。
 
手持ちの収納を活用してもいいのですが、今後もテレワークが続くようであれば、新調するのもおすすめです。デザインや色を統一すると、オフィスにいるようなピシッとした気持ちになれるかもしれません。
 
また、オシャレな雰囲気にまとめることもできるので、オフィスとは違った、自分の心地いい空間を作り出すことも可能です。

少しの時間で片づけがおすすめ

一度にまとめて環境を作るのもいいですが、ちょっと疲れが出るのが難点です。できれば少し期間は長くなりますが、テレワークの合間の気分転換に、片づけをしてみてください。
 
毎日10分・20分の片づけでも、毎日することで、2週間もあれば、見違えるほど快適空間になると思います。ぜひ試してみてください。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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