ウィズコロナで安全に遊ぶために、気を付けておきたいこと
配信日: 2020.09.05
執筆者:林智慮(はやし ちりよ)
CFP(R)認定者
確定拠出年金相談ねっと認定FP
大学(工学部)卒業後、橋梁設計の会社で設計業務に携わる。結婚で専業主婦となるが夫の独立を機に経理・総務に転身。事業と家庭のファイナンシャル・プランナーとなる。コーチング資格も習得し、金銭面だけでなく心の面からも「幸せに生きる」サポートをしている。4人の子の母。保険や金融商品を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。
テーマパーク・遊園地で絶叫は控えて
東日本遊園地協会、西日本遊園地協会、賛同企業は、遊園地・テーマパークにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを作成し、来客と従業員の安全を最優先した運営を行っています。
(1)来場者と従業員を含む、遊園地・テーマパークにかかわるすべての人の健康管理に留意する。
(2)衛生的な施設・設備を提供できるように清掃・消毒を強化実施すること。
(3)身体的距離(社会的距離)1m以上(できるだけ2mを目安に)と、十分に換気された空気環境を確保する。
以上を基本原則とし、入場制限や入場時の対応・検温の実施、身体的距離の確保、マスク・フェイスシールドの着用、手洗いの励行、消毒の実施、等、事細かに決められています。
ジェットコースター等のアトラクションについて、乗り物の消毒はもちろんですが、来場者も手洗いや手指消毒、マスクの着用に加えて、大声の発声を控えるよう注意されています。
また、屋内のアトラクションについては、屋外のアトラクションの取り決めに加え、在室制限で密になることを防ぎます。適切に消毒ができない施設は休止されるなど、安全第一に考えられています。ただ、感染拡大に注意が必要な状態では、屋内より屋外を選ぶとことで感染リスクが小さくなります。
飲食店の安全対策
ところで、食事はテラス席のような屋外があるところばかりではなく、通常の屋内店舗では不安に思う方が多いのではありませんか。
飲食施設についても安全のためのポイントに加え、さらに一般社団法人日本フードサービス協会、一般社団法人全国生活衛生同業組合中央会は、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく、外食業の事業継続のためのガイドラインも参照に、安全対策が行われています。
具体的には、従業員及び購買者のマスクもしくはフェイスシールドの着用、アクリル板やビニールカーテンにより飛沫防止、室内の換気を良くする、密集しないよう空席を作る、真正面の配置を避ける、テーブルの消毒、手指消毒液の設置、なるべく使い捨ての容器等の安全対策をとっています。
屋外でも同程度の感染対策がとられます。換気は良い場所でも、利用人数の制限等、密集・密接を避けます。
食べ放題・ビュッフェスタイルは、料理が並べられた場所に行き、料理ごとのトングを使って銘銘のお皿に取りますが、1カ所に人が集まることや、トングの使い回しが心配です。ここは、利用者の飛沫がかからないよう食品・ドリンクをカバーしたり、従業員が取り分けることで対応します。トングは、頻繁に消毒もしくは交換するか、手袋を着用することで、安全に配慮されています。
一番大切なのは、一人ひとりが自分の身を守ること
施設による対策はもとより、一人ひとりが自分の身も守る心がけが大切です。厚生労働省のホームページには、コロナ社会を生き抜くための「新しい生活様式」の実践例が挙げられています。
■感染防止の3つの基本は、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い
(1)人との間隔・・できるだけ2m(最低1m)、会話は真正面を避ける
(2)マスクの着用・・人との距離が取れない場合、症状がなくてもマスクを着用する
(3)手洗い・・帰宅後手や顔を洗う。手洗いは30秒程度かけて、水と石けんで丁寧に洗う
■日常生活を営む上での基本的生活様式では、
・まめに手洗い、手指消毒
・「3密」(密閉・密集・密接)を避ける
(他にも、咳エチケットの徹底、こまめに換気、距離を取る、健康チェック等)
なるべく空いた時間、場所を選ぶ、狭い部屋は長居しない、食事はなるべく屋外空間、横並びで座る、会話は控えめに。施設による対策はもとより、一人ひとりが移らない、移さない。自分の身を守る心がけが大切です。
(参考・引用)
厚生労働省「新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表いたしました」
東日本遊園地協会、西日本遊園地協会、賛同企業「遊園地・テーマパークにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」
一般社団法人 日本フードサービス協会 一般社団法人 全国生活衛生同業組合中央会「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく 外食業の事業継続のためのガイドライン」
執筆者:林智慮
CFP(R)認定者