冬のエアコン使用時間は在宅勤務で1.8倍に! 電気代を下げるためのエアコンの選び方とは?

配信日: 2021.04.13

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冬のエアコン使用時間は在宅勤務で1.8倍に! 電気代を下げるためのエアコンの選び方とは?
コロナ禍で家にこもりがちになったり、特に基本テレワークとなった場合、夏の冷房と冬の暖房でエアコンが常時フル回転だったのではないでしょうか? 電気代がかかるのはもちろんのこと、通常より運転時間が長いため、エアコンの効きが悪くなったということもあるのではないでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

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この冬のエアコン使用時間は昨年の1.45倍に。週3日以上の在宅勤務をした場合はなんと昨年の1.8倍!

ダイキン工業株式会社は、全国の男女400人を対象に、コロナ禍における冬のエアコン使用実態に関する調査を実施しました(※1)。
 
本調査によると、この冬の平日のエアコン使用時間は昨冬と比べ、平均で5.8時間から8.5時間と145%に増加。
 
中でも、週に3日以上の在宅勤務をした人の平均使用時間は5.15時間から9.28時間と180%に増加しており、在宅勤務をした世帯のエアコンは例年の約2シーズン分に近い運転をしていたことが明らかになりました。実際に数字をみると、びっくりするほど長い時間エアコンをつけていたことがわかります。
 
このことから、例年よりも室内機内部のエアフィルターにホコリがたまったり、熱交換器に汚れが付着していると思われます。ホコリや汚れをそのままにして夏を迎えると、冷房時に電気代の増加や、不快なニオイの発生につながる可能性があります。
 
今回の調査で、夏のエアコン使用時のトラブルとして最も多かったのが「不快なニオイ」(52.7%)でした。今年のエアコンの冬じまいでは、室内機内部のエアフィルターの清掃や熱交換器の汚れ具合の確認・洗浄などのメンテナンスを例年より入念に行う必要がありそうです。
 

エアコンを10年以上使っている人が88%。電気代を下げるには思い切って省エネのエアコンに買い替えるのも手

家にいる時間が長いと、電気代の負担は大きいといえます。在宅勤務を奨励している割には、光熱費の補助がない会社も多いのではないでしょうか。特にエアコンは電気代を引き上げる大きな要因です。では、エアコンの電気代を下げるにはどうしたらいいのでしょうか。
 
三菱電機によれば(※2)、エアコンの電気代を抑えるためには、風向きを下吹きにして風量を自動に設定にしたり、フィルターが汚れていないかチェックすることや、室外機の周辺に障害物を置いていないかを確認することが大切だそうです。
 
ただし、エアコンから異音がしたり、購入から10年以上経過している場合は買い替えの時期かもしれません。
 
三菱電機の調査によると、買い替え時にエアコンを10年以上使っている人が88%を占め、そのうち39.4%は16年以上となっており、エアコンを長期で使用している人が多いことがわかりました。
 
新しい機種のほうが省エネ効率が高く、電気代も抑えられそうです。思い切って買い替えることが電気代を下げることにつながるのではないでしょうか。エアコンをつけている時間が長いならば、買い替えたほうが結果的にお得かもしれません。
 

電気代を抑えたいなら「省エネ基準達成率」が高いエアコンをチェック!

では、どんなエアコンを選べばいいのでしょうか。三菱電機によれば、電気代を抑え、賢くエアコンを選ぶためには「省エネ基準達成率」をチェックすべきだそう。
 
省エネ基準達成率とは、省エネ法で定められた製品ごとに設定されている省エネ性能の目標基準値をどの程度達成しているかを表したものです。電気代を抑えたい場合には、この達成率が高いエアコンを選ぶことがポイントです。
 
なお、節約可能な電気代は環境省が提供しているWebサイト「省エネ製品買換ナビゲーションしんきゅうさん」でシミュレーションすることができます。現在使用中のエアコンの側面もしくは底面に表記されている型式と、買い替えを検討しているエアコンの型式を入力すると、使用しているエアコンを最新のモデルに買い替えた場合に節約できる金額の目安がわかります。
 
例えば、三菱電機側で環境省の同サイトを使って、同社の2011年製の上位モデルと2020年製の上位モデルで電気代のシミュレーションをしたところ、2020年製の上位モデルに買い替えると約6210円も年間電気代を抑えられることがわかったとのことです。
 
一方で2011年製の普及モデルと2020年製の普及モデルでも電気代のシミュレーションをしてみましたが、年間電気代はあまり変わらなかったとのこと。つまり、買い替えるだけで今より電気代が抑えられるわけではなく、省エネ基準達成率が高いエアコンを選ぶことがポイントのようです。
 
また、エアコンを設置するお部屋の間取りも重要で、お部屋に見合った能力を選ぶことが大切とのこと。例えば、吹き抜けがある場合は適用畳数より大きい能力のエアコンを選ぶことがポイント。お部屋に見合っていない能力のエアコンだと、常にフルパワーで運転しなければならず、必要以上に電気代がかかってしまうことや効きが悪い原因になる可能性があるとしています。
 
4月はエアコンが必要ない季節ですが、夏に向け電気代を下げるために、エアコンの買い替えを検討してみては?
 
[出典]
※1:ダイキン工業株式会社「コロナ禍の冬のエアコン使用実態に関する調査を実施」(NEWSCAST ソーシャルワイヤー株式会社)
※2:三菱電機株式会社 霧ヶ峰PR事務局「 【霧ヶ峰 Times】エアコンの買い替え時期はいつ?その時の適切な選び方とは・・・」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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