妻に聞いた、夫の転職で困ったこととは?夫が転職してよかったと思っている?

配信日: 2021.04.18

この記事は約 4 分で読めます。
妻に聞いた、夫の転職で困ったこととは?夫が転職してよかったと思っている?
今は、定年まで同じ会社に勤めるのが当たり前だった時代とは違い、転職を検討する人も少なくありません。夫は妻に、転職しようと思ったときに相談するのでしょうか? それとも転職が決まってから事後報告するのでしょうか? 急に会社を辞めて、無職になってから就職活動するのでしょうか?
 
株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、転職経験のある夫をもつ既婚女性500人を対象に「夫の転職に関する意識調査」を実施しました(※)。それでは結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

夫の転職で困ったことのダントツ1位は「収入の減少」

夫が転職して困ったことは何かと聞いたところ、1位はダントツで「収入の減少」(137人)となりました。例えば「収入がリアルに半減しました」「転職先では、1年程度見習い扱いで、給与が安かった」といったコメントが寄せられました。基本給やボーナスの減少のほか、「住宅手当」など各種手当がなくなって困ったという人も。
 
2位は「生活リズムの変化」(79人)。「配偶者の勤務時間や通勤時間が変わり、自分も合わせないといけない」というほか、「休日を一緒に過ごせなくなった」ため、「配偶者が子育てに関わる時間が減ってしまった」「ワンオペになって困る」といった声も寄せられました。
 
3位は「無収入の期間ができた」(75人)でした。「退職から転職までの2ヶ月、少額の退職金と貯金を切り崩しての生活で疲弊した」「退職して失業保険を受給するまでの間、収入がなく、預貯金を切り崩した」というように、退職後に転職活動する場合はしばらく無収入になり、貯金を切り崩しての生活を強いられたという人も多そうです。切れ目なく転職した場合でも、給料日の関係で無収入期間ができることもあります。夫の転職当時に専業主婦だった人からは「自分が急いで働きに出ることになった」といったコメントが寄せられました。
 

半数以上の夫が転職を考え始めたときに妻に相談

次に「夫から転職すると聞いたタイミング」について尋ねたところ、「前の職場ではやっていけないと夫が判断したとき」「転職する前に、転職してもいいかと相談されました」というように、51%が「転職を考え始めたとき」に夫に告げられたことがわかりました。急に「転職先が決まった」「1ヶ月後に転職する」などといわれると驚くので、転職したいと思っているなら、妻は早めに相談してほしいでしょう。
 
次いで、「転職先が決まってから」が11.6%。「実際に内定が出たあと」や「ほぼ転職先のめどがついたタイミング」で夫の転職について知った人も多いことがわかりました。中には「転職が決まって1ヶ月後」に初めて知ったという人も。収入が変わらなかったり、増えているならまだしも、収入減となったら困ります。健康保険も変わるので、早く教えてほしいですよね。
 
また、「転職活動中」が8.0%でした。「気になる募集を見つけた」「面接の日程が決まった」「転職エージェントと面談する」など、転職が現実味を帯びてきたタイミングで妻に打ち明ける男性も多いようです。
 

8割以上が夫が転職してよかったと回答

最後に「結果的に、夫が転職してよかったと思いますか?」と聞いたところ「思う(42.4%)」「まあ思う(43.0%)」を合わせ、85.4%が、「夫が転職してよかった」と答えました。
 
その理由を聞いたところ、「仕事のストレスから家でずっと暗い顔をしていて、こどもに八つ当たりすることなどもあったので、それが改善されて良かった」「収入は下がってしまったが、前職はシフト勤務で肉体的にかなり辛そうだったので、心身共に安定して働ける方が良かったと思う」というように、転職したことでストレスがなくなり、以前より明るくなったというコメントが目立ちました。給料が増えた人はもちろんよかったですが、たとえ減ったとしても、夫の精神状態が向上して元気になった方がいいようです。
 
一方、「夫が転職して悪かった」と答えた人にその理由を聞くと、「収入が下がった」「新しい職場が本人に合っていないようだ」「健康が心配」などが挙げられました。
 
また、転職を機に「自分の家事負担が増えたことが原因で、ケンカが増えた」「転職について事前相談がなく、夫に不信感を抱くようになった」など、転職が夫婦の不和につながったという回答もありました。さらに、転職を繰り返している夫に不安を感じている人もいました。
 
転職で収入が下がっても、心や身体が元気になればよいと、肯定的に考える妻はすてきです。心や身体が健全ならば、日々楽しく過ごせるし、結果として収入アップにつながりそうですね。
 
[出典]
※株式会社ビズヒッツ「夫が転職して困ったことランキング! 既婚女性500人アンケート調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集