更新日: 2021.06.10 子育て
子どもの衣服代にみんな毎月どれくらいかけている?
子どもにかける衣服代は、いくらくらいが平均なの? とお悩みの方に、平均値と支出を見直すときのポイントについて解説します。
執筆者:馬場愛梨(ばばえり)
ばばえりFP事務所 代表
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。
過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。
子どもの衣服代にいくらかける?
株式会社バンダイが2010年に0~12歳の子の保護者を対象に行った調査によると、子どもの衣料のために支払う費用の平均は、年間でおよそ4万円とのことです。1ヶ月あたり3000~4000円くらいですね。
内訳は以下のようになっています。
●0~1万円:19.8%
●~3万円:37.1%
●~5万円:22.3%
●~10万円:16.1%
●~20万円:4.3%
●20万1円~:0.6%
年間3万円までに抑えている家庭が約6割、年間5万円まで含めると約8割を占めています。ちなみに、男の子よりも女の子のほうが平均値で年間4437円(月約370円)高い結果が出ています。
ちなみに、総務省の家計調査(2020年)では、次のような結果になっています。
この統計では子どもの年齢はわかりませんが、親の年齢によって子どもの衣服にかける費用や割合が異なることがわかります。特に費用がかさみやすいのは世帯主が35~39歳のころです。
まとめ:子どもの被服費は月3000円程度が平均的
今回紹介した2つの調査結果から、子どもの被服費は月3000円程度が一般的な水準といえそうです。なかには、「おさがり」をもらう、フリマアプリを活用するなどの工夫で、ほとんどお金をかけずにまかなっているご家庭もあるようです。
子どもに関する費用は、被服費、教育費など、お金をかけようと思えばいくらでもかけられます。家計を見直したいと思ったら、ほかの支出とのバランスを見ながら「わが家では何を重視するのか、どこにお金をかけて、どこを削るのか」と夫婦で話し合ってみるのがおすすめです。
メリハリをしっかりつけることで「しんどい節約」にならず、納得感を持って取り組めますよ。
(出典)
株式会社バンダイ バンダイこどもアンケートレポートVol.174 「お子様にかける1年間の衣料代はいくらですか?」
総務省「家計調査 2人以上の世帯 2020年 家計収支編 3-6世帯類型別」
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表