家を買いたいと思うのはどんなとき? 戸建て派・マンション派どちらが多い?
配信日: 2021.10.28
国土交通省が令和元年度中(平成31年4月~令和2年3月)に住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯を対象に実施した、「住宅市場動向調査」によれば(※1)、三大都市圏の注文住宅の購入価格は5359万円、分譲戸建住宅は3826万円、既存戸建住宅(中古戸建住宅)は2894万円でした。
また、分譲マンションの購入価格は4639万円、既存マンション(中古マンション)は2263万円でした。年収の何倍もする家を買うには、相当の覚悟が必要ですが、家を買いたいと思ったのはどんなときなのでしょう?
株式会社アールピーネット(本社:北海道札幌市)は、全国の男女500人を対象に、「家を買いたい!と思う瞬間」と「買うなら戸建てとマンションのどちらがいいか?」に関するアンケートを実施しました(※2)ので、結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
家を買いたいときの1位は結婚、出産などの「ライフステージの変化」
家を買いたいと思うときの1位は、「ライフステージの変化」でした。結婚や、子どもが生まれたことをきっかけに家を買いたい人が最も多いことがわかりました。
具体的には「結婚したことにより、もっと満足する家、納得もできる家に住みたくなった」「子どもが生まれたときや、子どもが大きくなって自分の部屋が欲しいと言い出したとき」といったコメントが寄せられました。
また、「子どもたちが大きくなったときや、人生の節目。今もライフステージが変わったので、こぢんまりした家が欲しいなと思っています」というように、子どもが独立して夫婦だけとなり小さな家に住みたいということもあるようです。
2位の理由は「家に不満があるとき」「気になる家を見たとき」 「生活音が気になるとき」
2位は「家に不満があるとき」「気になる家を見たとき」 「生活音が気になるとき」が並びました。「家に不満があるとき」は、家が狭い、収納が少ない、部屋が寒いなどが不満で、家を買いたいと感じたと回答しています。
「気になる家を見たとき」は、SNSや街で、すてきな家を見かけたり、チラシで好みの物件を見たりした際に、家を買いたくなるようです。テレビや映画を見てすてきな家に憧れる人もいれば、友人が家を買って、新築祝いに呼ばれたときなどに家を買いたいと強く思う人もいることがわかりました。
「生活音が気になるとき」も家が欲しくなるきっかけになるようです。「賃貸マンションで、隣や上の階の人がうるさいとき」という他、子育て中の人からは「子どもが騒いでもいいように、一軒家が欲しい」「子どもの夜泣きが激しいとき」などの意見が寄せられました。
子育て世帯が周りの迷惑になることを恐れて家が欲しくなるということもあるようです。
一戸建てを買いたい理由、マンションを買いたい理由は?
次に、家を買うなら、一戸建てとマンションのどちらを買いたいか聞いたところ、「一戸建て」と答えた人が75.8%、「マンション」が24.2%となりました。
「一戸建て」を買いたい人の理由を見ると、「庭ができて自由にアレンジできるので」「廊下やエレベーターで人とすれ違ったり、他人の生活音が気になったりするのが嫌なので」「ペットを飼いたいから」などの理由が寄せられました。
「マンション」を買いたい人の理由は、「管理費用等はかかるが、メンテナンスを自分でする必要がない」「アクセスのいい場所にあるマンションなら資産的にも高い価値があると考える」「高齢になったときのことを考えると、一戸建てよりもマンションの方が暮らしやすい」「近所とのつながりが面倒なので」など、さまざまな理由が寄せられました。
戸建てにせよ、マンションにせよ、家は大きな買い物です。買いたいと思うときが来たら、物件を念入りにチェックして、自分の購買能力に見合うものを買いましょう。
出典
※1:国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査」
※2:株式会社アールピーネット【家を買いたい!と思う瞬間ランキング】男女500人アンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部