更新日: 2021.12.17 その他暮らし
1年前と比べて疲れている人が増えている? 30~40代女性のリフレッシュ事情は?
いつもだったら友だちと会って話したり、カラオケに行ったり、マッサージやエステに行ったりなどリフレッシュする機会もあるのに、このご時世だから自粛気味……という人も少なくなさそうです。
そこで今回は、リフレッシュに関する実態について見てみましょう。世間の女性はリフレッシュできているのでしょうか? そしてリフレッシュにかける予算とは?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
ひとり時間が取りづらい主婦には苦行!? 今のリフレッシュにとても満足している人は1割程度?
まずは、パナソニック株式会社が発表したリフレッシュに関する調査結果(※1)を見てみます。この調査は、普段何らかのリフレッシュ方法を取り入れている30~40代女性 500名(年代別に均等割付)を対象に行われたもの。
今のリフレッシュに対する満足度はどうなっているのでしょうか。
【今のリフレッシュ方法に満足してる?】
<身体のリフレッシュ>
・とても満足している 12%
・まあ満足している 71%
<気持ちのリフレッシュ>
・とても満足している 12%
・まあ満足している 67%
リフレッシュに「とても満足している」という人は、心身ともに1割程度という結果に。「まあ満足している」と妥協をにじませる人がおよそ7割と大多数を占めています。
普段何らかのリフレッシュ方法を取り入れていても、しっかり満足感を得ている人は少ないということがわかりますね。
いまいちリフレッシュしきれていない理由としては、「仕事、家事、育児で終わってしまって、自分の時間がない。少しでもひとりの時間が取れればもう少しリフレッシュできる」(41歳)、「仕事、家事に忙しく時間がない中リフレッシュしようとしているため、気持ちはリフレッシュできるが疲労感が抜けない」(37歳)などが挙がりました。
仕事・家事・育児に追われる毎日で自分のことだけに集中する時間を設けることが難しい、という背景が見えてきます。どうにか工夫して自分時間をつくることが、心身のリフレッシュの第一歩といえそうです。
1年前と比べて疲れやすい人が多数! リフレッシュのタイミングは?
今年は特に心身ともに疲れやすくストレスのたまりやすい1年だったのではないでしょうか。
実際、「1年ほど前と比較して、疲れの度合いが深まったように感じることはありますか?」という質問については、68%の人が「ある(深まった)」と回答しています。忙しい世間の女性は、いったいいつリフレッシュするタイミングを設けているのでしょうか。
【リフレッシュをするタイミング(身体のリフレッシュ)】
・平日の朝 22%
・平日の昼 23%
・平日の夕方〜夜 47%
・休前日の朝 10%
・休前日の昼 11%
・休前日の夕方〜夜 32%
・休日の朝 27%
・休日の昼 43%
・休日の夕方〜夜 37%
上記は身体のリフレッシュについてですが、気持ちのリフレッシュについてもだいたい同じような分布になりました。
リフレッシュをするタイミングは、「平日の夕方〜夜」「休前日の夕方〜夜」「休日の昼」「休日の夕方〜夜」が多いようです。
たしかにこの時間帯は、自宅でリフレッシュするにも、外でリフレッシュするにも、一番リラックスできて時間を取りやすいタイミングだという人が多いのでは?
忙しい現代女性は、なかなか自分のことだけに集中できる時間を確保しづらいもの。そんな中、少しでもリフレッシュするために上記のタイミングを狙う女性が多いということがわかる調査結果でした。
リフレッシュといえばマッサージも。月のマッサージにかける予算は?
さて、リフレッシュとひとくちにいっても、さまざまな種類があります。心身ともにリフレッシュする方法のひとつとして挙げられるのが、美容・マッサージではないでしょうか。
最後に、クービック株式会社が発表した、美容・マッサージに関するアンケート調査の結果(※2)を見てみましょう。
この調査は、サロンの直前予約サイト「Popcorn」を利用している男女117名を対象に行われたもの。世間の人々は、月の美容・マッサージにどれくらい通ってどれくらい費やしているのでしょうか。
・2〜3回 54.7%
・0〜1回 36.6%
残りの1割弱は、「4〜5回」「6回以上」がおよそ同数となりました。およそ半数強の人が、美容・マッサージに月2〜3回行っているという結果に。例えばマッサージであれば、「今日は疲れたから帰りに軽く寄っていこう」という人も少なくないのかもしれません。
では、月にかける費用はどれくらいなのでしょうか。
1位:5001〜1万円 39.3%
2位:1万1〜1万5000円 23.9%
3位:0〜5000円 19.7%
4位:1万5001〜2万円 8.6%
5位:2万円〜 8.5%
もっとも多かったのは、「5001〜1万円」でおよそ4割でした。逆にいうと、月5000円以下に収めている人は2割弱のみで、およそ8割の人は5001円以上費やしているということになります。
意外と美容・マッサージにお金をかけてもいいと考えている人は多いようですね。美容・マッサージでリフレッシュする人もいれば、おいしいものを食べてストレス発散する人、音楽を聴いたり映画を見たりして心を潤す人も。
自分に集中できる時間が取れたときには、自分の好きな方法でお金に糸目をつけずにしっかりリフレッシュしたいものですね。
※1 パナソニック株式会社「リフレッシュに関する調査」
※2 クービック株式会社 「男女の美容・マッサージの実態調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部