更新日: 2021.12.22 その他暮らし

コロナ禍でどう変わったか? 独身男性の食費事情

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

コロナ禍でどう変わったか? 独身男性の食費事情
コロナ禍で変わった生活事情の1つに「食事」があります。例えば食事を自分で用意しなければならない独身男性の食費は、コロナ禍においてどのように変化したのでしょうか。今回は、コロナ禍の独身男性の食費事情を詳しく紹介します。
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独身男性の食費の傾向

まずは独身男性の基本的な食費の傾向から見ていきましょう。主な傾向としてまず挙げられるのが食費の金額が女性より高いことです。男性の単身世帯の平均的な食費は約4万5000円。対して女性の平均は約3万7000円です。女性より男性の方が男性より体が大きく、食べる量が多めになるということも1つですが、男性は自炊をする機会が女性より少ないことも要因と言えるでしょう。
 
例えば仕事もかねて、あるいは仕事上の付き合いで会食や飲み会に出席することがよくあります。また、元々自分であまり料理をするタイプではない男性もよく見られます。
 
日々の食事はスーパー・コンビニの惣菜やお弁当、外食を中心に過ごしているというパターンも珍しくありません。自炊よりも出来合い品の購入や外食の方が基本的には高上がりなので、結果食費もかさむということです。
 

コロナ禍における独身男性の食費事情

2020年から全世界に爆発的に感染拡大し、未曽有の流行を見せている新型コロナウイルス。このコロナ禍によって、私たちの生活のさまざまな部分が変化を余儀なくされました。食生活もその1つです。それでは、コロナ禍において独身男性の食費事情はどう変化したのでしょうか。
 
まず大きな変化として、外食が減ったことが挙げられます。これは、コロナの感染拡大を防ぐため飲食店に時短営業が要請されたことなどが大きな原因と考えられます。
 
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって、対象エリアの飲食店のほとんどが夜遅くの営業を自粛する形となったため、仕事帰りの外食などがしづらくなったのです。また、飲み会など複数人数での会食の頻度も減りました。これらの理由により、独身男性の外食の機会も少なくなったと考えられます。
 
食費全体で見れば、増えた人と減った人の両方が存在します。食費が増えた理由としては、巣ごもりで食にお金をかける人が増えたことが大きいでしょう。感染が拡大している時期は、不要不急の外出を控えるよう国民に協力が促されました。
 
そのため、家の中で快適に過ごすための楽しみにお金をかける人が増えました。食事もその1つで、少し高価なお取り寄せをする人や、コロナ禍でブームが巻き起こった出前でテイクアウトを頻繁に利用する人などが増加。
 
このように、外食は減ったもののほかの方法で食事におかねをかけるようになったことが、食費増加の主な要因です。食費が減った人の理由としては、外食が減りその分自炊する機会が増えたことなどが挙げられます。また、コロナ禍で収入が減ったため、家計もコンパクトにする必要があり、結果食費を削ることになったというパターンもあるでしょう。
 

コロナ禍で独身男性が食費に関し意識したいポイント

コロナ禍においては感染拡大を防ぐため、さまざまな制約や予防策が生まれました。安心して暮らすために必要なこととはいえ、これまでの生活様式から大きく変化する部分もあり、心身にストレスをためる人も少なくないでしょう。
 
食事は生きていくためだけでなく、日々を豊かに過ごすためにも重要な部分。コロナ禍で収入が減るなど、家計にあまり余裕がない状況も考えられますが、できる限り満足が感じられる食生活を送りたいものです。そのためには、家計とともに食費を見直してみること、予算の範囲内で食事を充実させるにはどのような方法がとれるか考えてみることが大切です。
 

コロナ禍でも充実した食生活を送れるよう食費の見直しを

独身男性の食費事情はコロナ禍において大きな変化を見せています。何かとストレス要因の多いコロナ禍を元気に乗り切るため、食生活を充実させることも大切です。ぜひこの記事を参考に、自分の食生活を振り返るとともに、必要に応じて食費の見直しを計ってみてください。そして自分の食費を有効活用するにはどうすれば良いか考えてみましょう。
 
出典
家計調査(総務省)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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