おうち時間が長くなったけど、直近1年で家具やインテリアにかける費用はどうなった?
配信日: 2022.01.20
好きなブランドがあって統一しているという人もいれば、あまりこだわらず安くそろえているという人もいらっしゃるでしょう。
実は、ここ数年の巣ごもり需要で家具・インテリア市場が好調という話も。世間の人たちの家具・インテリア購入実態を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
巣ごもり需要で家具・インテリア市場が伸びている?
株式会社帝国データバンクの発表(※1)によると、2020年度の家具・インテリア販売市場(事業者売上高ベース)は、約1兆5000億円。前年度から6.1%増で、過去最高を更新したのだとか。
たしかに低価格の商品が主流の家具店のCMは、見ない日がないといってもいいほどですよね。
2020年から続く巣ごもり・テレワーク拡大の影響で、「自宅をもっとリラックスできる環境にしたい」「自宅の仕事スペースを整えたい」といったニーズが高まり、家具を買う人が増えたのかもしれません。
自宅で過ごす時間が増えて、インテリアにこだわりたくなったという人もいらっしゃるのでは?
家具・インテリアを購入する際に重視するのはデザイン? 価格?
さて、実際に家具・インテリアを買うとき、みなさんは色やデザインを重視しますか? それとも価格を優先しますか?
KUROCO株式会社が発表した家具・インテリアに関する調査結果(※2)を見てみましょう。この調査は、男女711名を対象に行われたものです。
1位:価格 約81%
2位:デザイン 約74%
3位:サイズ 約58%
4位:色 約48%
5位:耐久性 約41%
TOP5はこのような結果に。8割以上の人がなにはなくとも価格を重要視していることがわかります。価格に続いて妥協できないのは、デザイン。そして、部屋の広さにも関係するため、サイズも重視されるようです。
はじめに具体的な予算をたて、その範囲内でデザイン・サイズなどを絞り込んでいく人が多いのかもしれません。
ここ1年で家具・インテリアに費やした金額は?
家具・インテリアの売上が上がっているということはわかりました。
では、世間のみなさんがここ1年で家具・インテリアに費やした金額はどれくらいなのでしょうか。近年の社会情勢も踏まえて、自宅で過ごす時間別に見てみましょう。
1位:5千円未満 164人
2位:1万円以上5万円未満 64人
3位:5千円以上1万円未満 42人
4位:5万円以上 22人
1位:1万円以上5万円未満 105人
2位:5千円未満 100人
3位:5千円以上1万円未満 42人
4位:5万円以上 37人
「自宅で過ごす時間が変わらない・減った」という人と、「自宅で過ごす時間が増えた」という人は同じくらいの人数でした。
それぞれで一番回答の多かった金額を見ると、ここ1年、自宅で過ごす時間が増えた人のほうが、家具・インテリアにお金を使っているということがわかります。
ちなみに、ここ1年で利用頻度が増えた家具・インテリアは以下のとおり。
1位:ソファ 約24%
2位:チェア・椅子 約22%
3位:テーブル 約17%
4位:デスク・机 約12%
5位:キッチン用品・テーブルウェア 約11%
ゆったりくつろげる、ソファが一番人気に。2番人気は椅子でした。自宅にいる時間が増えた結果、座れる家具の利用頻度が高まったということになりそうです。
社会情勢もじわじわと変化しているいま、自宅で過ごす時間が少しずつ減ってくるかもしれません。そうなった場合、これから家具・インテリアにかける予算がどうなるのかも、気になるところですね。
※1 株式会社帝国データバンク コロナ禍でも好調、2020年度の家具・インテリア販売市場は過去最高更新へ
※2 KUROCO株式会社 家で過ごす時間が増えた人の方が、家具・インテリアに費やす金額が高い!?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部