更新日: 2022.02.28 その他暮らし
2021年冬のボーナスはいくらもらった? 半数の人はもらっていない?
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区)が運営する転職サイト『女の転職type』にて、女性519名を対象に「2021年の冬のボーナス」についてアンケートを実施しました(※)。早速結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
2021年冬のボーナスは、もらっていない人が半数。平均は29.4万円
2021年冬のボーナスはいくらだったか、「就業中の人すべて」に聞いたところ、「0(なし)」と回答した人が51.3%で、半数はもらっていないことがわかりました。
ボーナスが支給された人の平均は29.4万円ですが、「10~19万円」が9.8%で最も多く、次いで「30~39万円」(9.3%)、「50~99万円」(8.8%)という順になりました。
「就業中の人すべて」からアルバイトやパート等の人を除いた「正社員・契約社員」では、「0(なし)」は49.3%で、支給額の平均は30.8万円と少しだけ全体より高くなっています。
2021年夏のボーナスの調査では、「就業中の人すべて」は31.7万円で、「正社員・契約社員」は31.9万円だったため、冬のボーナスの平均金額は、いずれも夏より少し減っているようです。
2021年冬のボーナスの満足度を聞いたところ、「就業中の人すべて」では、「満足」は16.1%で、「不満足」は66.7%となり、3分の2の人が不満であることがわかりました。
一方、「正社員・契約社員のみ」では「満足」が17.8%、「不満足」が58.6%で、満足していない人が多いものの、「就業中の人すべて」に比べると、やや満足度が高いことがわかりました。
2020年冬のボーナスと比べると、ゼロは減ったが支給額は増えず
2020年冬のボーナスではどうだったのでしょう。
「就業中の人すべて」では「0(なし)」は45.7%でした。つまり今年の冬は、ボーナス支給なしが5.6ポイント増えたことになります。また、同時期の平均支給額についての回答は30.9万円でした。比べると2021年の冬は、1.5万円下がったことになります。
次に「正社員・契約社員のみ」をみてみると、2020年は「0(なし)」が53.0%で、2021年では3.7ポイント改善しています。ただし、ボーナスの支給金額は32.1万円であったのが、0.4万円減っています。
このことから、正社員ではボーナスゼロという事態を回避できた人が増えたものの、支給額は増えていないことがうかがえます。
2021年冬と2020年冬のボーナスの金額の差は、何が要因なのでしょう。金額に差があった人にその要因を尋ねると、最も多かったのは「会社の業績」(22.0%)でした。次いで、「退職」(10.4%)、「自分の評価」(7.9%)という結果となりました。
なお、フリーコメントには「新型コロナの影響」と回答する人もみられ、業種によってはコロナの影響がいまだ大きいようです。
理想の冬のボーナスは53.6万円。現実とは大きなギャップが
理想の冬のボーナスの金額を聞いたところ、最も多い回答は「50~99万円」(43.3%)で、「30~39万円」(18.5%)、「100~149万円」(14.0%)が続き、平均53.6万円となりました。一方、現実では平均支給額は29.4万円に過ぎず、半数の人はボーナスが出ない状況にあります。
冬のボーナスは何に使う(使った)か聞いたところ、最も多いのは「貯金」(22.9%)でした。次いで「生活費に充当」(14.1%)、「ファッション・美容」(11.9%)、「旅行・レジャー」(9.8%)となっています。
前年と比較すると、「貯金」が3.1ポイント、「ファッション・美容」「旅行・レジャー」が1.9ポイント増えています。コロナ禍2年目となった2021年では、ある程度予防の対策が身についてきたため、旅行に行ったり服を買って出かけたりすることも増えたのかもしれませんね。
現在、オミクロン株が猛威を振るっており、再びまん延防止等重点措置が発出しているところもあります。
私たちも気を緩めずに感染対策をしながら経済を回し、夏のボーナスを獲得できるようにしたいですね。
出典
※株式会社キャリアデザインセンター
冬のボーナス平均は29.4万円!「ファッション・美容」「旅行・レジャー」など娯楽に使う人が増加傾向
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部