更新日: 2019.01.11 その他暮らし

東京オリンピックの選手村ができる「晴海」ってどんな街?

東京オリンピックの選手村ができる「晴海」ってどんな街?
2020年、東京オリンピックは現在建設中の新国立競技場(新宿区霞ヶ丘町)をメイン会場として開催され、期間中に選手等が滞在する選手村は中央区晴海に設けられる予定です。

中央区といえば銀座や日本橋、築地等、全国的に有名な地名が多く、足を運んだことのある人も非常に多いと思いますが、晴海には行ったことがなく、どこにあるのか知らない人が意外と多いのではないでしょうか。

そこで、この機会に晴海を知ってもらえるよう、中央区在住の筆者が晴海を紹介したいと思います。
松浦建二

Text:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

晴海はレインボーブリッジからよく見える


レインボーブリッジから望む晴海全景 2017年4月筆者撮影
 
晴海は東京湾にある埋め立て地で、中央区の月島や勝どき等と橋でつながっています。
 
レインボーブリッジから眺めると晴海の全景を確認できます。写真の中央にある白い巨塔が中央清掃工場で、写真右に見える白っぽい2棟(実際は3棟)の高層ビルが晴海トリトンスクエアの高層オフィス棟です。
 
選手村は主に清掃工場より手前(レインボーブリッジ寄り)の土地にできます。
 

晴海から銀座方面の景色 2018年2月筆者撮影
 
晴海にある晴海トリトンスクエアから銀座4丁目交差点までは、晴海通りでほぼ一直線、2km程度あるので歩いて行くには少し大変な距離ですが、途中には勝鬨橋(国の重要文化財)や歌舞伎座もあるので、楽しみながら歩くことができます。
 

晴海は既に人口が急増している活気のある街

東京都の人口は都心を中心に増えており、中央区では晴海を含む月島地域の人口が特に増えています。
 
下のグラフは東京都中央区晴海の人口の増減率を表したものです。
 
1998年(平成10年)1月1日の人口を100とし、2018年までの20年間でどのくらい増減したかを確認できます。比較のために、お隣の勝どきと豊海町、中央区全体も載せておきます。
 


資料:東京都中央区の統計をもとに筆者が作成
※各年1月1日時点の人口
 
中央区全体ではこの20年間で人口が2.2倍になっています。日本全体では人口が減り始めているなかで物凄い伸びですが、晴海はさらに伸びています。
 
1998年では3583人でしたが、2018年には13792人となり、実に3.9倍にもなっています。勝どきも3.2倍になっていますが、豊海町は若干減っています。
 

晴海のマンション群 2018年2月筆者撮影
 
先のグラフで晴海や勝どきの人口推移を見るとわかりますが、人口推移の線がところどころ階段状になっています。この地域は大規模な超高層マンションが増えており、1棟建てば千人単位で増えるからです。
 
今後、東京五輪の選手村ができて人々が住むようになれば、さらに1万人以上増える見込みです。賑わいは増しますが、交通渋滞が増えたり治安が悪化したりしない計画的な発展を期待したいところです。
 
そして、いつか東京湾大華火祭が復活することを願っております。
 
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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