更新日: 2022.05.19 家具・片付け

大量の不用品を処分したい! 専門業者に頼むといくらかかるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

大量の不用品を処分したい! 専門業者に頼むといくらかかるの?
引っ越しや大掃除、模様替えなどで不用品が大量に出る場合、どうしていますか?
 
自分で粗大ゴミの回収を申し込んで処分するのは、手数料を支払って指定のシールを貼り、さらに指定の場所に運ぶまでがけっこう大変です。業者に処分してもらうのが楽そうですが、いくらかかるのか不安になりますよね。
 
リベラルマーケティング株式会社(本社:岡山県岡山市北区)は、不用品関連サービス成約額の平均額、月別額、金額帯別などをまとめました(※1)。不用品回収にいくらかかるのか、結果をみていきましょう。
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不用品関連サービスの平均成約額は2万8607円

不用品の回収、処分、引き取り、運搬、運び出し、移動、片付け等不用品関連サービスの利用の際、消費者が支払った平均成約額は2万8607円となりました。
 
月別でみると、3月が2万4021円で最も安く、次いで12月が2万6262円という結果になりました。
 
3月は引っ越し、12月は年末の大掃除のシーズンで、通常なら依頼しないような少量の不用品の片付けも事業者に依頼する傾向があるようです。そのため、少額の案件が多いのではないかと思われます。
 
一方、最も支払った金額が高いのは10月で、平均3万3212円となっており、最安のときと比べて1万円近く高いことになります。
 

不用品関連サービスで、少額案件が最も多いのは3月

不用品関連サービス全体としては、3万円未満での成約が78%となりました。
 
月別でみると、3万円未満の契約は、3月が82%で最も高くなっています。また3月は、1万円未満で成約した案件の構成比率が27%で、1年のうちで最も高い結果に。その中でも特に、5000円~1万円の少額案件が突出して高くなっています。
 
一方、5万円以上と、高額で成約した比率が高い月は、10月(14%)、11月(13%)となりました。
 
3月は引っ越しのハイシーズンで、案件そのものが多いので、細々としたサービスの依頼があるのでしょう。また、事業者間の競争もあるため、もしかしたらこの時期はキャンペーン等で値引きがあるのかもしれません。
 

地方別にみると、関東地方の平均成約額が最も安い

不用品関連サービスの平均成約額を地方別にみてみると、関東が2万2892円で最も低くなりました。
 
一方で、中国・四国は3万3467円、九州は3万1319円で3万円を超えています。地域により1万円以上の差があることが分かりました。
 
関東、特に首都圏の案件は、事業者から作業場所への距離が近いため、1日に複数の案件をこなせることが成約金額が低くなる原因のようです。また、事業者の数が多く価格競争が激しいことも理由の一つとなります。ほかには、依頼主の住宅が狭いために不用品が自宅内にそれほどなく、少量での依頼が多いことも、関東の成約金額が低い一因となっていると考えられます。
 
不用品関連サービスの平均成約額を分析すると、地域による金額の違いが大きいことや、ハイシーズンかそうでないかで成約額の違いが大きいことが分かりました。いくつかの事業者を比較して、安心できるところに依頼したいものです。
 
とはいえ、手間はかかりますが、可能な限り自分で粗大ゴミに出した方が安くすむようです。例えば、東京都港区の粗大ゴミ料金をみると、小さいもので400円、最も高いものでも大型のタンスや両そで机を2800円で回収してもらえます(※2)。
 
小さいものは粗大ゴミで処分し、指定の場所まで自力で持ち運べない大型のものを事業者に依頼するなど、うまく使い分けて効率よく処分したいですね。
 

出典

※1:リベラルマーケティング株式会社 引き取りなど不用品関連サービスは1件当たり平均2万8607円。
※2:東京都港区 主な粗大ゴミ料金表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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