更新日: 2022.05.23 子育て
勉強系の習いごと、みんなは何をいつから始めるの? いくらかけているの?
文部科学省の「子供の学習費調査」によると、1年あたりの「学校外活動費」は公立幼稚園で8.3万円、私立幼稚園で16.5万円、公立小学校で21.4万円、私立小学校で64.6万円となっています(※1 100円以下は切り捨て)。
そのうち学習塾等の「補助学習費」をみると、公立幼稚園では2.3万円、私立幼稚園では4.8万円、公立小学校では8.2万円、私立小学校では34.8万円となっています。
小学生のいる家庭では1ヶ月あたり公立で6833円、私立で2.9万円かかっていることになります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
勉強系の習いごとは、未就学児の頃から始める人が過半数
それでは、学習塾など勉強系の習いごとについて、いつから始めているか、何を習わせているのでしょうか。
C Channel株式会社(本社:東京都目黒区)が運営するママ向け動画メディア「mamatas」のInstagramフォロワーに対し、「令和ママの新常識〜教育編〜」として、子どもの教育についてのアンケートを実施しましたので、その結果をみていきましょう。
学習塾や通信教育など、子どもの勉強系の習いごとを何歳から始めた、あるいは始める予定か尋ねたところ、「3〜5歳」が40%と最も多い結果に。
次いで「6〜8歳」(23%)、「9歳〜」(21%)、「0〜2歳」(16%)となりました。未就学児の時点で習いごとを始める人が56%と、過半数を占めています。理由をみると、「子どもがやりたいと言った」「語学系は早い方がいい」といったコメントが寄せられました。
勉強系の習いごとをしているのは49%
勉強系の習いごとをしているのは49%で、内訳は「通信教育」が21%、「塾」「英語」がいずれも14%でした。
通信教育や塾に何のために通うか聞くと、「小学校の勉強のフォロー」が43%と最も多く、次いで「習いごとの一環」が33%、「親の時間がない」が16%で、「中学受験のため」は8%でした。
住んでいる地域にもよりますが、中学受験を見据えて勉強系の習いごとをさせる人は少数派で、学校の勉強のフォローなどが目的の人が多いことが分かりました。また、親が働いている場合、学童保育の代わりに行かせている人もいるようです。
小学生ママに、コロナ禍でオンライン学習の習いごとを試したか聞いたところ、「はい」と答えた人は21%でした。
「はい」と回答した人に、オンラインの習いごとは定着したか尋ねると、40%が「やめた」、31%が「リアルに切り替えた」と回答しており、7割が定着しなかったようです。子どもの習いごとで、オンラインはモチベーションを保つのが難しいのかもしれませんね。
習いごとの情報はクチコミやSNSから入手
学習塾や通信教育など、小学校以外での勉強のために月いくらまでかけていいと思うか尋ねると、「3000円〜8000円」が41%で最も多い結果となりました。先の文部科学省の調査でも公立小学校の補助学習費は約7000円だったので、ほぼ同じ結果ですね。
以下は「8000〜1万5000円」が24%、「3000円以下」が20%、「1万5000円以上」 が15%となりました。勉強系の習いごとの情報は何をみて集めているか聞いたところ、「クチコミ」が37%で、ママ友から情報収集している人が多いことがうかがえます。
次いで「SNS」が35%で、Twitterなどの情報も参考にしているようです。「Web」が24%であることから、学習塾からの情報発信よりも利用者の実際の声を重視していることが分かりました。
親ならば、子どもの将来を見据えて、早くから良い教育を与えたいと思うでしょう。予算の許す範囲で、信頼できる教室をみつけたいですね。
出典
※1:文部科学省 平成30年度子供の学習費調査の結果について
※2:C Channel株式会社 令和ママ80万人に聞いてみた 「子どもの習いごと、いくら使ってる?」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部