アイデア節約家事! 冬の衣類で掃除グッズづくり
配信日: 2017.12.19 更新日: 2019.03.12
執筆者:富山紀子(とみやま のりこ)
フリーランス・ライター。オールランドに活動するライターだが、特に「暮らし・家事に関すること」「郷土料理・郷土食材」の分野では定評があり、様々な雑誌に寄稿している。
汚れたフリースは、小さくカットしてホコリ取りに
細い糸で編んだニットと違い、フリースはハサミでカットしても切れ端がほどけない便利な素材。1枚を袖と身頃にカットし、それぞれをホコリ取り用の雑巾として利用しましょう。
まず、袖の部分は袖口を輪ゴムで縛り、そのまま手を入れて、ミトンのように使います。リビングの置時計や人形、テレビまわりのルーターやコード類などをそのまま軽くなでるだけで積もったホコリがきれいに拭えます。
身頃は長方形にカットしやすい部分。1枚のプルオーバー(セーター)から、4枚の四角い布は充分カットできるはず。その布でリビングモップのヘッド部分を包み、両端を輪ゴムで留めれば恰好のホコリ取りモップとして利用できます。輪ゴムが邪魔そうに見えますが実際にはフリースの生地の奥で締まるので大丈夫。その後ホコリをたっぷり吸着したらゴミ箱へポイっと。使い捨てできて便利です。
アクリルは脂取りに。ストッキングは艶出しに
セーター、マフラー、手袋などのニット物は、キッチンなどの油汚れ落としに最適な素材です。そのままゴミ袋に放って処分する前に、スポンジ代わりに利用しましょう。適度な大きさに切ったニットを、なるべく切れ端部分を内側に隠すように折りたたみ、糸や輪ゴムで縛っておくのです。それに水を含ませてこするとコンロまわりの油汚れなどが(洗剤を使わなくても)ウソのようにすっきり落とせます、小さくたたんだニットのスポンジを普段からガラス瓶などにストックしておくと、カラフルなキッチンインテリアにもなりますね。
また伝染したナイロンストッキングは水栓金具の水アカとりや靴磨きに便利な素材です。
水栓金具を磨くなら長いストッキングをそのまま使ってOK。靴磨きに使うならクルクルっと小さくたたんだものを、玄関に常備しておきましょう。ボロ布に靴クリームを付けて靴に塗り込んだ後、ストッキングで磨くとピカピカな艶が出ます。