大学生のスキンケアは、さまざまな評価をもとに安くていいものを使ってる?
配信日: 2022.07.17
この年頃になると化粧を始める人も多いでしょうが、基本的に親からの小遣いやアルバイトの収入でやりくりしているはず。スキンケアに関してどんな意識なのか、いくら使っているのかなどを聞いています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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顔のパーツで一番美しくしたいのは「肌」。8割以上の大学生が肌に関する悩みを持っている
普段美容を意識して生活しているか尋ねると、「かなり意識している」(25%)、「少し意識している」(61%)合わせて86%が普段から美容を意識していることが分かりました。
自分の顔のパーツで美しくしたい箇所を聞いたところ、「肌」が75%、「髪の毛」が65%でダントツで多い結果に。肌や髪の毛はケアすれば改善できるので、これらを挙げる人が多いようです。次いで「目」(36%)、「歯」「眉毛」(32%)となりました。
肌に関する悩みやトラブルがある人は84%で、何らかの悩みを持っている人が多いことが分かりました。
具体的な悩みやトラブルを聞いたところ、「ニキビ・吹き出物」(68%)、「ニキビ跡・赤み」(60%)、「毛穴」(63%)、「皮脂・テカリ」(43%)と、若いだけあってニキビや吹き出物、皮脂の詰まりに悩む人が多いことが分かります。その他には、「乾燥」(40%)、「目の下のクマ」(27%)に悩む人も多いようです。
大学生のスキンケアは洗顔と化粧水だけ?
普段どれくらいの頻度でスキンケアを行うか尋ねると、67%が「朝・夜のみ」と回答しました。朝と夜が普通かと思ったら、7割に満たないことが分かりました。次いで「夜のみ」も22%と、意外と多いようです。
他には少ないですが「朝のみ」の人や「週に数回」「月に数回」と、時々しかスキンケアをしない人もいるようです。
普段行っているスキンケアで使用しているものを聞いたところ、「洗顔」「化粧水」はいずれも92%で、ほとんど全員が使用していました。また、「クレンジング」も80%と高く、メイクした後多くの人がきちんとクレンジングをしていることが分かりました。
また、「乳液」は63%、「美容液」は39%と、化粧水しか使っていない人が多いようです。乳液や美容液を使うと高額になることや、若いため化粧水だけで十分ということが理由として考えられます。
大学生のスキンケアアイテムはドラッグストアのプチプラアイテム
スキンケアにかける1ヶ月当たりの金額は、「1000〜3000円以下」が46%で最多となり、「1000円以下」が36%、「3000〜5000円」が11%でした。このことから、プチプラアイテムを複数購入していることがうかがえます。
アイテムごとの1ヶ月の利用金額を見ると、「0〜500円」が一番多いのは「パック・フェイスマスク」で、56%を占めました。次いで「美容液」(54%)、「洗顔料」(45%)となりました。
洗顔料や1枚入りパックなら安価で買えますが、美容液は比較的高額のため買わない人もいると思われます。「3,000円以上」のアイテムを購入している割合は少なく、「美容液」で5%、「化粧水」「クレンジング」で4%にとどまっています。
このことから、学生のスキンケアはデパコスではなく、ドラッグストアやスーパーで購入できる安価なものを使っていると思われます。
そこで、スキンケア商品を買う場所を聞いたところ、やはり「ドラッグストア」が91%と圧倒的に多く、「百貨店・デパート」の26%を大きく引き離しました。リップなど持ち歩くものはブランドのものを使いたいかもしれませんが、肌にトラブルがない限り、スキンケアは安価なもので済ませているようです。
スキンケア商品を買うときに重要視することは「値段」が75%と最も高く、「比較サイトの評判」(54%)、「友人知人の口コミ」(41%)、「美容インフルエンサーのSNS」(36%)が続きました。価格を最も重要視するとともに、口コミや評判を確認して、安くてよいものを購入しているようです。
美容品の購入・使用で困ることでは、「自分の肌にあっているのかわからない」が74%で最も高くなっているものの、「商品の値段が高い」が70%で続き、お小遣いやアルバイト収入で生活している大学生としては、価格がネックとなっていることがうかがえます。
以上の結果から、大学生は肌をきれいにすることが最も大事だと思っており、口コミなどを見てプチプラコスメを吟味して購入していることが分かりました。最近では安くても優秀なコスメがあり、さまざまな評価を参考に自分に合ったものを探しているようです。
出典
※株式会社ガロア「女子大学生のスキンケアに関する実態調査<ガクセイ協賛>」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部