更新日: 2022.07.29 その他暮らし

今年の夏は7割が「泊りがけの旅行に行きたい」の声も。国内旅行の平均旅費っていくらくらい?

今年の夏は7割が「泊りがけの旅行に行きたい」の声も。国内旅行の平均旅費っていくらくらい?
コロナ禍も3年目に入り、そろそろ旅行に行きたいと考えている人も増えているようです。
 
しかし、国内とはいえ、旅行にはある程度お金がかかります。コロナ禍以降、久々に旅行がしてみたいと思っている人に向け、なぜ旅行をしたいと考える人が増えているのか、国内旅行の平均額はどれくらいになるのかを解説します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

今夏旅行に行きたいと答えた人は約7割

株式会社クロス・マーケティングが行った「今夏の旅行に関する調査(2022年)」(調査対象20~69歳の男女1100人)によれば、今夏、海外旅行に行きたいと答えた人は12.7%、国内旅行に行きたいと答えた人は56.8%と、実に7割近い人が旅行に行きたいと考えているようです。
 
【図表1】


出典:株式会社クロス・マーケティング 「今夏の旅行に関する調査(2022年)」
 
泊りがけの旅行の楽しみ方としては、「のんびりしたい」といった声や「家族と楽しみたい」といった声が多く目立ちました。
 
国内旅行については、「北海道の温泉でのんびりしたい」「新潟の花火大会を見たい」など、旅先でしかできない経験や旅先ならではの癒やしを求めているようです。
 

一方で旅行には行きたくないとの声も……

およそ7割の人が、どこかしらに旅行に出掛けたいと考えている一方で、旅行には行きたくないと答えている人が全体の30.5%と、およそ3割もいらっしゃるようです。
 
【図表2】


出典:株式会社クロス・マーケティング 「今夏の旅行に関する調査(2022年)」
 
その理由としては、コロナ禍が続いていることもあり、「コロナウイルスを気にしているから」と、コロナウイルスを原因とするものが最も多く挙げられていました。
 
同じくらいの割合で「お金をかけたくないから」という理由も挙がっています。これについては、コロナ禍で経済的に余裕がないという人も、一定数含まれていることも想定されます。
 
また、同じく僅差で「人ごみが嫌だから」という理由も挙がっています。こちらもコロナ禍で人混みを避けていたため、あえて人混みに行きたくないと思うようになった人が一定数含まれていることが想定されます。
 

国内旅行の平均額はどれくらい?

今夏旅行に行きたいと答えた人の大多数は、国内旅行に行きたいと回答されていました。では、仮に今夏国内旅行に行くとして、どれくらいの予算を立てておけばよいのでしょうか。
 
この点、株式会社リクルートが発表した「じゃらん宿泊旅行調査 2022」(調査対象:全国1万4123人の宿泊旅行者)によれば、2021年度では、大人1人が1回の国内旅行にかけた金額の平均は5万6900円となるようです。
 
これについて、個人旅行者とパック旅行者に分けてみると、個人旅行者では5万4800円、パック旅行者では8万6500円と、どのようなプランで旅行するかによって大きく金額に差がつくようです。
 
その点を踏まえると、旅先や旅の内容にもよりますが、国内旅行に行くのであれば5万6900円を目安に、旅のプランに応じて予算立てるようにすれば、国内旅行を楽しむことができそうです。
 

今夏の国内旅行の旅費は5万6900円を目安に

今年の夏は、7割近い人が癒やしや旅先での思い出などを求めて、旅行に行きたいと考えているようです。
 
昨年度のベースでいえば、国内旅行における旅費全体での平均額は全体で5万6900円でしたが、これはあくまでも全体の平均額です。具体的な金額はしっかりと自身で予算立てをすることが必要です。
 
もしも今年の夏、旅行に出掛けられるというのであれば、感染予防対策を徹底した上で、しっかりと予算立てして安全に旅行を楽しんでください。
 

出典

株式会社クロス・マーケティング 今夏の旅行に関する調査(2022年)
株式会社リクルート じゃらん宿泊旅行調査 2022【旅行市場動向編】
 
執筆者:柘植輝
行政書士

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集