更新日: 2022.08.25 その他暮らし
物価高騰の今、みんなはどんな対策を行なっている?女性の方がいろいろ工夫している
さらに細かく見ると「電気代」が18.0%、「ガス代」が17.1%と昨年より2割近く上昇、「ガソリン代」も前年同月比12.2%と大きく増えています。エアコンの使用が欠かせない中、電気代の高騰はこの夏、大きなインパクトがありそうです。
生活必需品の価格が前年より1割以上も上がると、仮に1ヶ月の食費が5万円、光熱費が2万円、ガソリン代が1万円として、1万円近くアップすることになります。
駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社は、ユーザーに対し物価高に関するアンケート調査を実施しました(有効回答数=1079)。昨今の物価高について、みんなはどう感じ、どう対策しているのか、結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ガソリンの値上げを感じている人が多い
最近、生活する中で最も値上げを感じるものは何か聞いたところ、53.3%が「ガソリン代」と回答しました(図表1)。交通手段が自家用車しかない場合は、ガソリンの値上げはこたえますね。
これは、今回の調査対象が駐車場アプリユーザーのため、特に高くなっているのかもしれませんね。次いで「野菜や調味料などの食品」(20.9%)、「水道光熱費」(14.6%)となりました。
図表1
出典 akippa株式会社 「物価高とその対策に関する調査結果」(2022年8月)より引用
年代別で見ると、30代では「野菜や調味料などの食品」が33.1%と、唯一3割を超えています(図表2)。最も割合が低い60代の14.6%と比較すると、2倍以上となっています。
また、「酒類やお菓子などの嗜好品」「外食やテイクアウトなどの食費」は年代が上がるにつれて高くなっており、例えば「酒類やお菓子など」は20代では8.7%であったのが60代では18.7%となっています。
図表2
出典 akippa株式会社 「物価高とその対策に関する調査結果」(2022年8月)より引用
物価高対策は女性の方が男性より積極的?
物価高対策として2022年から始めたことを聞いたところ、「節約」が43.3%とダントツですが、「特になし」も41.4%とほぼ同じという結果になりました(図表3)。他には「ポイ活」(9.0%)、「投資」(8.2%)、「不用品の売却」(8.2%)などのお金をつくる対策が挙げられました。
図表3
出典 akippa株式会社 「物価高とその対策に関する調査結果」(2022年8月)より引用
また「その他」(2.4%)の中には、「空き駐車場の貸し出し」「車を一台減らした」「燃費を気にした運転をしている」など車に関する対策を挙げる人も少ないながらいました。
男女別に見ると、男性の割合が女性よりも多いのは「節約」「貯金」「特になし」で、その他は全て女性が上回っています(図表4)。女性の回答が特に多いのは、「アルバイト・パート」「ポイ活」で、7割弱を女性が占めています。
また、「不用品の売却」「投資」「副業」なども女性が5割以上となっています。男性は節約が多い一方で、女性の方が積極的にお金をつくろうとする傾向があるようです。
図表4
出典 akippa株式会社 「物価高とその対策に関する調査結果」(2022年8月)より引用
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物価上昇への対策で新たに確保した金額は月1万円以上が2割
物価高騰の対策として新しく始めたことにより、月にどのくらいの金額を確保できているか聞いたところ「1円〜3000円程度」が25.8%で最も多いですが、次いで「1万円〜5万円程度」が16.1%になっています(図表5)。1万円以上新たに確保できたという人が21.9%となっています。新たにパートやアルバイトを始めれば大きな収入になりますね。
図表5
出典 akippa株式会社 「物価高とその対策に関する調査結果」(2022年8月)より引用
以上のように、物価高に対し何らかの対策をすれば、物価上昇分を吸収できるくらいの収入を得ることができそうです。物価高はしばらく続きそうなので、少しでも収入アップできる対策が望まれます。
出典
総務省 消費者物価指数 全国2022年(令和4年)6月分
akippa株式会社 「物価高とその対策に関する調査結果」(PRTimes)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部