餃子やしゅうまいの支出金額が多い都市はどこ?いくら使ってる?

配信日: 2022.09.13

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餃子やしゅうまいの支出金額が多い都市はどこ?いくら使ってる?
コロナ禍以降、外食が減り家での食事が基本となった人は多いでしょう。特に在宅勤務などで自宅で過ごす時間が増え、料理に時間をかけるようになったという方も増えたのではないでしょうか。中でも餃子やしゅうまいは具材を包むなどの手間がかかりますが、食卓に上がる機会も多い人気メニューです。
 
特に餃子といえば、栃木県宇都宮市の「宇都宮餃子」が有名です。また、静岡県浜松市の「浜松餃子」を思い浮かべる方もいるでしょう。本記事では餃子にかける支出や都道府県別の「餃子・しゅうまい」店の登録件数について紹介していきます。
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2019年~2021年の餃子への支出金額の1位は宇都宮市。しゅうまいの1位は横浜市


 
総務省統計局の家計調査によると、2019年~2021年の全国の餃子への平均支出金額は2097円でした。餃子への支出金額が多い都市の1位は「宇都宮市」で、平均3727円で、全国平均の約1.8倍となっています。
 
2位は「浜松市」の3666円で、餃子の支出金額では宇都宮市が浜松市より少し多いようです。3位は「宮崎市」が3413円、4位は「京都市」が2928円、5位は「大津市」が2590円でした。一方、餃子の支出金額が最も少ないのは高知県の1527円で、1位の宇都宮市の半額以下となっています。
 
なお、全国のしゅうまいの平均支出金額は1056円と、餃子の半額程度でした。
 
支出金額の1位は「横浜市」の2375円です。横浜は中華街があり、しゅうまいの有名店もあるためでしょうか。2位は「川崎市」の1985円、3位は「東京都区部」の1647円、4位は「相模原市」の1599円と、神奈川県の都市が上位を占めています。5位は「静岡市」で、1305円でした。支出金額が最も少ないのは「那覇市」で、429円となっています。
 

2019年~2021年の餃子にかける支出金額の1位は宇都宮市。しゅうまいの1位は横浜市

次に、店舗数を見ていきましょう。NTTタウンページ株式会社は、全国の餃子・しゅうまい店の登録件数の推移から、10万人あたりの登録店舗数のランキングを発表しています。
 
2013年から2022年までの全国の「餃子・しゅうまい」店の登録件数の推移データを見ると、2013年には1312件であったのが減少を続け、2022年には1016件になっています。
 
減少した理由は、競合の激化による顧客の分散とされています。流行のファストフードなどとの競争や、店主の高齢化や設備の老朽化などで閉店したりしているようです。さらに、新型コロナウイルス流行の影響で登録店舗数が大きく減少し、2019年までは平均28.3店舗減少していたのが、2020年は44店舗減少し、2021年は49店舗減少しています。
 
2022年の都道府県別の「餃子・しゅうまい」店の登録件数を見ると、1位は福岡県の96件、2位は静岡県の95件、3位は栃木県の70件でした。しかし、人口10万人あたりの「餃子・しゅうまい」店の登録件数では、1位は栃木県の3.62件。2位は静岡県の2.61件、3位は宮崎県の2.15件となっています。

宮崎県も宮崎市が餃子の街として有名で、2020年からの推移を見ると、全国的に店舗数は減少傾向にありますが、宮崎県は3年間店舗数に変わりはありませんでした。このことから宮崎県では他の県に比べて餃子店が廃業することなく安定している様子がうかがえます。
 
餃子やしゅうまいに限らず、グルメで街おこしをしている都市は他にもあります。おいしいものを食べるためにその街を訪問する人が増え、街の活性化につながるためでしょう。コロナ禍の現在、遠出は難しいかもしれませんが、お取り寄せグルメなどで自宅にいながらその土地の名物を楽しみ、経済活動に貢献してみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2019年(令和元年)~2021年(令和3年)平均)

東日本電信電話株式会社 餃子・しゅうまい店都道府県別登録件数ランキング

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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