更新日: 2022.10.12 子育て

中学受験に挑む約80%が塾に通っている! 中学受験に必要となる教育費は?

中学受験に挑む約80%が塾に通っている! 中学受験に必要となる教育費は?
中学受験を検討する子育て世帯にとって気になるのが教育費です。難関中学の受験に挑んだ子どもの多くは塾に通っているでしょう。受験しない家庭に比べ教育費が膨らむことが想定されますが、実際どれくらいかかるのでしょうか。そこでこの記事では、中学受験対策を手がける大手学習塾の授業料をもとに必要となる教育費について解説します。
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難関を目指すなら塾が当たり前!?

Z会グループの株式会社増進会ホールディングス(静岡県三島市)は、2021年に中学受験を経験した子どもをもつ保護者500人を対象に「中学受験に関する調査」を行いました。このなかで、中学受験の検討を始めた時期は「小学3年生まで」との回答が約半数の48.4%だったのに対し、「小学4年生まで」は76.4%と急上昇しており、小学4年生を節目に準備を始める家庭が多いことがうかがえます。
 
また、ひまわり教育研究センターを運営するイノベーションシステム株式会社(大阪市)が、2022年8月に偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人を対象にアンケート調査を実施したところ、約80%の家庭が受験対策として塾に通わせていました。難関中学を目指す家庭にとって、塾通いは当たり前のものとなっているようです。
 

中学受験の塾通い、いくらかかる?

では、教育費はどれくらいかかるのか。同じ塾通いでも、通常の学習塾と中学受験専門では大きな差があることは頭に入れておきましょう。
 
文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」によると、小学生の学習塾費の平均は公立で年額5万3313円、私立で年額25万2790円となっています。この金額はあくまで広い意味での学習塾にかかる費用を調査したものですが、中学受験専門の場合はどうでしょうか。
 
例として、難関中学受験を目的とする学習塾、SAPIX小学部(株式会社日本入試センター:東京都渋谷区)の2022年度の授業料は、1~3年生が月額2万900~2万4200円、4年生で4万1800円と一気に上がり、5年生は5万2800円、6年生は5万9950円となっています。年額にすると、1年生の25万800円から始まって4年生で50万円を超え、6年生となると71万9400円に上ります。
 
6年生の授業料を上記の文科省が調査した学習塾費の平均と比べると、公立小の13倍、私立小の2.8倍です。小学1年から6年まで通わせた場合、授業料の総額は約265万円になります。
 
東京都内にはほかにも、中学受験専門コースを用意する「早稲田アカデミー」「日能研」「四谷大塚」など大手学習塾がひしめきあっています。選んだ塾や受講する教科数などによって費用は変わりますが、総じて一般的な学習塾より高額となる傾向にあります。授業料とは別に模試や各種講習会などの費用もあり、6年生でかかる実費は年額100万円以上ともいわれます。
 

まとめ

難関中学の受験に挑む家庭の多くが塾通いを選択していますが、中学受験専門の学習塾にかかる費用は一般的な学習塾に比べてかなり高額になり、小学校入学時から通わせると授業料だけで総額200万円を超えることが想定されます。受験を検討する家庭では、こうした傾向を踏まえていつから塾に通わせるか、どのように教育費を工面するかといった計画を早い段階から話し合うとよいでしょう。
 

出典

イノベーションシステム株式会社(ひまわり教育研究センター )「お子さんの中学受験」について複数のアンケート調査
株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ) 中学受験に関する調査
文部科学省 結果の概要-平成30年度子供の学習費調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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