日本人には賃貸より持ち家が人気! 賃貸で一生暮らすのは難しいの?
配信日: 2022.10.19 更新日: 2022.10.20
それに対して残り29.8%のほとんどの人は賃貸住宅に住んでいます。賃貸住宅は職場や家族構成の変化に強いというメリットがあります。ライフスタイルや住居に対する金銭的価値は人それぞれ異なるものですから、どちらが正しいのかということは一概にはいえません。
そこで本記事では持ち家、賃貸住宅それぞれのメリットとデメリットを紹介し、老後も賃貸住宅で生活するためのポイントを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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持ち家、賃貸のメリット・デメリット
持ち家、賃貸住宅の主なメリット、デメリットは以下のようなものが挙げられます。
持ち家のメリットとデメリット
●建て替え、リフォームなど自由度が高い
●支払いが終了すれば生活出費が激減する
●ローン終了後資産になり得る
●転居が非常に難しくなる
●急な修繕費が発生するリスクあり
●近隣住民とのトラブル
●固定資産税や火災、地震保険などの負担
賃貸住宅のメリットデメリット
●住み替えしやすく転勤、転職など職場の変化に対応できる
●結婚や出産などライフステージ・生活環境の変化に強い
●住宅内の設備をすべて自分でそろえる必要がない
●固定資産税の支払いなく火災保険などのランニングコストの予測が立てやすい
●ほかの居住者とのトラブルにも管理会社が対応してくれる
●住居内の自由度が低い
●自身の状況に合わせたリフォームができない
●退去するまで賃料が発生する
●高齢は契約更新が難しい
老後も賃貸住宅に住むために
以上、代表的なメリット、デメリットを紹介しました。それを踏まえて老後も賃貸住宅に住み続けるポイントを解説します。
・家賃保証会社を利用する
家賃保証会社とは賃借人に代わり、滞納した家賃を支払う会社のことです。これを利用することで賃貸契約が結びやすくなる可能性が高まります。家賃保証会社はさまざまありますが、いずれも審査があります。こちらを利用するのであれば、事前に会社情報や審査基準などを把握し対応しましょう。
・資産を用意しておく
高齢で年金生活になると支払い能力が問われるかもしれません。賃貸住宅は持ち家に比べるとランニングコストが予測しやすく、資金計画を立てやすいという強みがあります。貯蓄や投資・資産運用で事前に用意しておきましょう。
定年退職する前から老後の住環境を考えよう!
高齢社会の影響で、今後賃貸を住まいにする人が増えてくるかもしれません。しかし賃貸住宅は、老後になると契約更新が難しいという話が聞かれます。高齢になると、孤独死リスクや認知症により身の周りことを自分でするのが難しくなることなどが賃貸契約を難しくする主な理由とされています。
今後も続くであろう高齢社会の影響で、老後もそのまま賃貸住宅に住むという人は増えてくるかもしれません。住空間は生活の基本の一つです。定年退職する前に、今から少しずつでも老後の住環境を意識した計画を立ててみてはいかがでしょうか?
出典
総務省統計局 平成30年 住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部