更新日: 2022.11.01 その他暮らし
「自動車免許」は通学と合宿コスパがいいのはどっち?それぞれのメリット・デメリットを解説
そこで今回は、自動車教習所への通学と合宿免許を費用面から比較する他、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
運転免許の取得にかかる費用
運転免許の取得にかかる費用は、各教習所によってまちまちです。免許取得の際に運転免許試験場での技能試験が免除になる指定自動車教習所に通い、普通自動車免許のコースを最短で卒業した場合、AT(オートマチック)車限定免許は約24~33万円、MT(マニュアル)免許は約25~34万円が費用の相場です。
AT車限定免許の技能教習は31時間であるのに対し、MT免許の技能教習は34時間と、MT車のほうが3時間多く技能教習を受けなければならないことが法令で定められているので、MT免許を取得するほうが費用は高くなります。
卒業までの最短日数もAT車は14日であるのに対し、MT車は16日です。合宿免許の費用相場は約15~25万円で、こちらもAT車限定と比べてMT車は約1~2万円加算された金額になります。合宿免許には教習費の他に宿泊費、教習所までの交通費なども含まれているので、通学と比べて費用が安いことが魅力です。
自動車教習所に通う場合も合宿免許の場合も、繁忙期と閑散期でかかる費用は大きく異なります。学生の長期休みと重なる2~3月、8~9月は繁忙期なので料金は高く、4~7月、10~1月は閑散期なので料金は安い傾向です。
自動車教習所に通学するメリット・デメリット
自動車教習所に通学するメリットは、日常の生活を維持しながら自動車免許の取得を目指せることです。学校や職場に通いながら免許取得を目指せることは強みといえます。
また、路上教習では生活環境に近い道を走行できることもメリットです。土地勘がある道を走行できることは検定のときにも心理的に有利になりますし、免許取得後に運転するときにも役立ちます。
デメリットは、繁忙期に通学する場合、教習の予約が取りづらく、卒業までの期間が長引いてしまいがちなことです。
合宿免許のメリット・デメリット
合宿免許のメリットは、短期間で効率良く免許の取得ができることです。自動車教習所の場合、免許取得までは2~3ヶ月かかるのが一般的であるのに対し、合宿免許は最短卒業日数が14日間(AT車限定の場合。MT車の場合は16日)です。
修了検定に不合格だった場合などは卒業までの日数が延長することがありますが、取得までに何ヶ月もかかるケースはほとんどないでしょう。合宿免許のデメリットは、免許取得のためにまとまった日数が必要なことです。社会人として働いている人などは合宿免許に出向くことは難しいでしょう。
合宿免許は通学より安く短期間で免許が取得できる
運転免許を取得するのに自動車教習所に通うことと合宿免許を比較すると、合宿免許のほうがコスパは優れています。免許取得までの日数も教習所通いと比べて合宿免許は短期間で済むことも魅力です。
ただし、免許取得のためにはまとまった日数が必要なので、その期間は日常生活と両立させられません。まとまった日数を充てられるなら合宿免許を、日常生活を維持しながら空き時間に免許を取得したい人は通学を選ぶと良いでしょう。
出典
合宿免許わかば 普通自動車免許の取得方法、条件、費用のまとめ
埼玉県警察 公安委員会指定自動車教習所一覧
合宿免許わかば 車種別・教習時限表(最短規定時限)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部