【そろそろ年の瀬】お年玉の平均額って? いくらぐらい準備すればいい?
配信日: 2022.11.11
子どもたちの喜んだ顔を見られるのはうれしいですが、自分だけ金額が少なすぎたり多すぎたりするのは避けたいものです。
この記事では、お年玉を渡す相手の、年代による金額のボリュームゾーンや平均支出予定額などを紹介し、お年玉の由来やマナーなどにも触れていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お年玉を渡す相手の年代別の平均額
お年玉を渡す相手の年代別による金額のボリュームゾーンを、住信SBIネット銀行が2020年12月に実施した「2021年 お年玉に関する意識調査」(調査対象:住信SBIネット銀行の個人顧客3211人)を参考に紹介していきます。
未就学から小学校までは「~5000円」
未就学から小学校までのお年玉金額のボリュームゾーンは、「1000円以下~5000円」です。
未就学の子どもでは「1000円以下」が最も多く40%近くを占め、小学1〜3年生では40%以上が「1001〜3000円」、小学4〜6年生では約45%が「3001〜5000円」が最も多くなっています。
中学生から大学生までは「5001~1万円」
中学生から大学生までのお年玉金額のボリュームゾーンは「5001円~1万円」です。中学生で50%弱、高校生で55%弱、大学生で約50%を占めています。
お年玉を渡す人数と平均支出予定額
次に、お年玉を渡す相手の平均人数や関係性、平均支出予定額を紹介します。
渡す人数は平均3.8人で関係性はおいとめいが最多
住信SBIネット銀行の同調査によると、お年玉を渡す平均人数は「3.8人」でした。回答の多い順番をみると、以下のとおりです。
1.「5人以上」……29.2%
2.「2人」……26.4%
3.「3人」……17.8%
4.「1人」……15.3%
5.「4人」……11.4%
また、渡す相手との関係性では、「甥と姪」が最も多く58.6%を占め、次いで「自分の子ども」が43.6%でした。
一般的にお年玉を渡す相手としてイメージされそうな「孫」と回答した人の割合は、17.7%でした。
お年玉による平均支出予定額は約2万6000円
そして、2021年のお年玉による支出予定額の平均は、「2万6206円」。年代別の平均は、以下のとおりです。
20代……1万6808円
30代……1万9044円
40代……2万7278円
50代……2万9062円
60代……2万9792円
甥や姪など、渡す相手が増える40代から、支出が一気に増えていることが分かります。
お年玉の由来とマナー
さて、お年玉の由来やマナーはご存じですか?
お年玉の由来は御歳魂
お年玉という名前は「御歳魂」に由来しているといわれています。御歳魂とは、正月にの供え物として一般的に認識されている、「鏡餅」のことです。
鏡餅は家族や奉公人などに分けることで、その年を何ごともなく過ごせるようにという考えがあります。現代のお年玉はお金ですが、子どもたちにあげる際は「何ごともない1年を過ごせるように」という願いを込めて渡してみてはいかがでしょうか?
お年玉は目下の人にあげるのがマナー
お年玉は現金を渡すのが一般的です。お金を目上の人にあげるのはマナー違反なので、お年玉は目上の人にあげてはいけません。
難しいのは、目上の人の子どもにお年玉をあげることです。この場合も「目上の人」の子どもという考え方があり、マナー違反になるので、お金ではないものを渡すようにしましょう。
お年玉の平均支出予定額は約2万6000円!何ごともない1年を願って渡しましょう
お年玉の1人あたりに渡す平均金額は、年代により異なりますが、「小学生までなら5000円以下」「中学生以上なら5000~1万円」が一般的です。
お年玉の平均支出予定額は「約2万6000円」で、渡す人数の平均は「3.8人」となっています。
子どもたちの喜んだ顔を見られるのがうれしいお年玉。子どもたちの1年の無事を願って渡してあげましょう。
出典
住信SBIネット銀行株式会社 お年玉に関する意識調査(2020年12月)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部