更新日: 2022.11.21 その他暮らし

「おひとりさま」の金銭的なメリットってどんなものがあるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「おひとりさま」の金銭的なメリットってどんなものがあるの?
近年浸透している「おひとりさま」という言葉。独身者や、パートナーを伴わずなんでも1人でこなす人、単身で生活している人などを指す言葉です。おひとりさまとして生活することには、複数のメリットがあります。今回は、おひとりさまが増えている現状と、メリットの中でも特に金銭的なメリットを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

おひとりさまは増加傾向

一般世帯の中でも、特に世帯人員が1人の世帯を「単独世帯」と呼びます。一般的に「おひとりさま」と表現される人は、この単独世帯に含まれていると考えるとよいでしょう。令和2年に行われた国勢調査によると、この単独世帯は一般世帯の38.1%を占めています。全体の3分の1以上が単独世帯となるわけです。
 
2015年の国勢調査では、一般世帯に占める単独世帯の割合は34.6%でした。単独世帯そのものの数は5年間で14.8%も増加しています。今後も、おひとりさまと呼ばれる人たちは増えていくと予測されます。
 

おひとりさまはお金を自由に使える

「おひとりさま」と聞くと、1人で生活費を稼ぐ必要があるため大変なのではないかと思う人もいるのではないでしょうか。たしかに、失業や病気による休職などで働けない期間があると、収入が途絶えてしまうため不安に感じるかもしれません。
 
しかし、おひとりさまにもメリットがあります。最大のメリットは、お金の使い道を自分の判断で自由に決められる点です。生活するうえで欠かせないお金ですが、おひとりさまであれば住む場所や食べるもの、趣味などにお金を自由に使えます。誰に気兼ねすることもなく、許可を得る必要もありません。
 
おひとりさまになると、多くの人は仕事を長く続ける必要性が高まります。そのためにはキャリアを積み上げることも重要になってきますが、仕事に必要なスキルを身につけるための自己投資にも自由にお金を使うことが可能です。ある程度の年齢になってから学校に通い直すといったことも含め、自分を高めるためにも自由にお金を使えるのです。
 
また、起業や独立もしやすくなります。家族がいるとお金のことを考え躊躇(ちゅうちょ)してしまうような思い切った行動に出られる点も、おひとりさまの大きなメリットといえるでしょう。
 

おひとりさまはお金を使わないのも自由

おひとりさまは比較的自由にお金が使えますが、一方で、生活費などにお金を使わない自由も得られます。将来のために投資をしたり貯蓄を増やしたりなども独断で行うことが可能です。家族がいると、生活費を削ることが難しいケースもあるでしょう。恋人との同棲や、友人とルームシェアをしている場合なども、自分のみの判断で生活費を減らしたり極端な節約をしたりなどが難しくなることがあります。
 
おひとりさまであれば投資や節約をする時期・金額などの決定権はすべて自分にあるため、ほかの人に気を遣う必要が一切ありません。計画的に老後の資金を蓄えやすいメリットが、おひとりさまにはあるといえます。
 

おひとりさまには金銭的なメリットが多い

年々増え続けている単独世帯。いわゆる「おひとりさま」ですが、さまざまなメリットがあるため、1人でいることを選ぶ人も増えているようです。
 
特に、お金を自由に使える点は大きなメリットでしょう。自分の好きなことを中心にお金が使えるので、ストレスもたまりづらいと考えられます。キャリアのための自己投資や独立・起業、さらには老後資金の確保のための節約や貯蓄などが積極的にしやすい点もメリットです。
 

出典

総務省統計局 令和2年国勢調査 人口等基本集計結果の概要

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集