更新日: 2022.12.03 その他暮らし

今冬は約5割の人が「暖房をがまん」と回答。節約を意識したエアコン暖房の上手な使い方を紹介!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

今冬は約5割の人が「暖房をがまん」と回答。節約を意識したエアコン暖房の上手な使い方を紹介!
最近、エアコン暖房をがまんする人が多いと耳にします。電気代の上昇が続いているため節約する、というのが理由です。しかし、それは本当に身体にとってよいことなのでしょうか?
 
金銭的にはメリットはあるかもしれませんが、かぜをひくなどデメリットを生じる可能性があります。過度な節約によって健康を害してしまっては、医療費がかかるなど本末転倒です。
 
本記事では、健康的に節約できるよう、電気代で大きな部分を占めるエアコン暖房の上手な使い方を紹介していきます。
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電気代の値上げを負担に感じている人が45%

パナソニック株式会社が2022年9月、20~60代の男女550名を対象に行った「2022年 冬のエアコン節電に関する調査」によると、「夏の電気代が増えた」と回答した人が65%いることが分かりました。
 
電気代の値上がりを負担に感じているかという質問には、45%の人が「強く感じる」、38%の人が「やや感じる」と回答しており、実に83%もの人が電気代を負担に感じているという結果となっています。
 
このことから、エアコンの電気代を節約したいと考える人が多いのは当然かもしれません。
 

エアコン暖房の上手な使い方

健康を害さないよう、具体的なエアコンの電気代節約方法を紹介していきます。
 

エアコンを使うタイミング

健康面を考慮し「寒い」と感じたら遠慮なく使用しましょう。
 
一般に、冬の快適温度は18〜22度とされ、多くの人が22度程度の室温で過ごしているといわれています。
 
このことから、まったくエアコンを使用しないよりも、寒くなり始めたら18度をしばらくキープし、寒さが増してきてから設定温度を上げていくと、電気代の節約になるでしょう。
 

エアコンのフィルターメンテナンス

エアコンの室内機のフィルターのメンテナンスで、電気代を大きく節約できます。
 
フィルターが目詰まりすると、空気を取り入れる量が減って余計なパワーを使うため、結果的に消費電力が上がって電気代が膨らんでしまいます。フィルターのメンテナンスは、節約の重要ポイントになりえます。
 

湿度と温度の関係

同じ温度でも、湿度が高いと体感温度が上昇するといわれています。そのため、加湿器と併用するのも有効な節約手段です。
 
そして当然のことながら、エアコンの設定温度は消費電力に大きく影響します。夏は1度上げるだけで13%、冬は1度下げるだけで10%、消費電力を削減できるとのことですから、こちらも節約の重要ポイントです。
 

窓周辺の断熱性を上げる工夫を

窓は外気との接点が一番多い場所です。断熱シートや断熱カーテンを利用すると室内温が高くなり、エアコンの電力の消費を抑えられます。
 

サーキュレーターで室内温のムラをなくす

暖かい空気は上の方へ移動します。エアコンの風の流れを配慮し、対角線上にサーキュレーターを配置して上向きに風を送り、空気を循環させましょう。そうすることで室内温のムラをなくし、電力を節約できます。
 

室外機の環境もチェック

室外機もしっかりメンテナンスしましょう。ほこりや落ち葉などがたまると、熱交換の効率が下がり、消費電力が増えてしまいます。節約のために定期的に室外機の周りを掃除しましょう。
 

まとめ

冬におけるエアコンの上手な使用方法を紹介しました。
 
電気代の値上がりをうけて節約を心がける必要があるとはいえ、寒さをがまんしすぎて健康を損なうことになっては意味がありません。
 
本記事で紹介した方法を上手に取り入れて、快適に冬を乗り越えましょう。
 

出典

パナソニック株式会社 2022年 冬のエアコン節電に関する調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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