都市別ガソリン価格調査 11月の全国最安値は盛岡と八王子の157円

配信日: 2022.12.09

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都市別ガソリン価格調査 11月の全国最安値は盛岡と八王子の157円
給料が上がってもそれをしのぐ勢いで食品に電気、ガスなどなどさまざまな価格上昇によって私たちの消費生活が圧迫され続けています。一般的に物価は都会よりも地方の方が安いとされていますが、その傾向はすべてのジャンルに当てはまるものでしょうか?
 
総務省が毎月調査している全国のガソリン価格から探っていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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レギュラーガソリン1リットル当たり価格は最高と最低で25円の差

12月2日に総務省が発表した小売物価統計調査によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの価格は、157円の盛岡(前月比同じ)と八王子(同1円安)が全国最安値でした。最高値は184円の大分(同2円安)で、その差は10月よりも2円縮まりました。
 
なお、小売物価統計調査は、「消費者物価指数」などに関する基礎資料を収集することを目的に毎月行っています。国民の消費生活に重要な財の価格、サービスの料金や家賃を調査し、その結果を年金等の給付見直しや、公共料金の上限値を決める際の資料として活用されています。このうちガソリン価格は都道府県庁所在地など全国81都市で調査しています。
 

43地域が前月より値下がり16地域で値上がり 札幌は5円高

調査が行われている81地域のうち、43地域では前月よりも値下がりし、22地域は同額、16地域で値上がりしています。最も値上がりしたのは札幌で前月の160円から165円hと5円の上昇となっています。最も値下がりしたのは日立の163円で、前月比5円安でした。
 

全国81地域の11月のガソリン価格一覧

価格別に調査結果は次のとおりです

【150円台】

157円:盛岡、八王子(2)/158円:岡崎(1)/159円:浦安(1)

【160円台】

160円:仙台、水戸、小山、千葉(4)/161円:八戸、秋田(2)/162円:新潟(1)/163円:日立、熊谷、川崎、長岡、岡山(5)/164円:さいたま、横浜、大津、徳島、北九州(5)/165円:札幌、青森、郡山、宇都宮、所沢、立川、相模原、西宮(8)/166円:函館、旭川、川口、府中、名古屋、松阪、松江、宇部、今治、福岡(10)/167円:東京都区部、富山、福井、富士、枚方、伊丹、福山(7)/168円:前橋、佐倉、浜松、津、堺、東大阪、山口(7)/169円:横須賀、甲府、神戸、松山(4)

【170円台】

170円:金沢、奈良、和歌山、鳥取、熊本(5)/172円:静岡、姫路、高松(3)/173円:那覇(1)/174円:岐阜、大阪、広島、宮崎(4)/175円:福島、高知(2)/176円:山形、松本、佐世保(3)/177円:京都、長崎(2)/178円:長野(1)/179円:佐賀(1)

【180円台】

・180円:鹿児島(1)/182円:大分(1)

「総務省(小売物価統計調査)結果」より、編集部で独自に整列
 

政府のガソリン価格抑制策は継続中

政府は2022年4月から「燃料油価格激変緩和対策事業」として、原則毎週水曜、資源エネルギー庁が公表している全国平均ガソリン小売価格が「168円程度」よりも上がらないよう、石油元売りおよび輸入事業者に価格上昇を抑えるための資金を補助し、ガソリンなどの卸価格の上昇を抑制し小売価格急騰を抑える事業を継続しています。
 
これにより11月の全国平均価格は168.1円~167.6円で推移しています。事業には30社が参加し、特設サイトで販売店情報を提供しています。
 

出典

総務省 小売物価統計調査 ガソリンの都市別小売価格(2022年11月分)
資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和対策事業とは?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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