「引っ越し費用」を安くしたい! 一番安くなる時期や時間帯、相場を確認
配信日: 2022.12.13
引っ越し費用は時期だけでなく時間によっても異なり、場合によっては倍になることもあれば半額近くになることもあります。
本記事では、引っ越し費用をおさえる方法として、費用が安くなる時期、時間帯などを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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引っ越し費用の高い時期 安い時期
引っ越し費用は、需要によって変化します。つまり、引っ越したい人が多いほど高くなり、少ないほど安くなる傾向です。日本では、毎年2~4月が進学、就職、転勤の時期にあたります。では、引っ越し料金は1年を通してどのように変化していくのでしょうか?
引っ越し料金比較サイト、引越し侍が行った「引越し定点調査(2022年2月号)」の結果をもとにみてみましょう
3月~4月が最も高い
引っ越し費用が最も高くなるのは、3~4月です。年度末、年度初め、卒業、就職、入学などがこの時期に集中するため、人の移動がどうしても激しくなります。そのため、引っ越し費用も3~4月にかけてはほかの月の倍以上に跳ね上がることもよくあります。
特に、人が集中する東京や大阪などの都市圏は引っ越し業者の取り合いで、かなり早くから予約をしておかないと、「お金を積んでも予約できない」といったケースもあり得ます。
11月~1月はかなり安くなる可能性がある
逆に、最も値段が安くなるのは11~1月にかけてです。9月、10月は企業の人事異動の時期にもあたりますが、11~1月にかけて転勤を命じる会社は少ないからでしょう。したがって、引っ越す人も少なく、引っ越し会社も閑散期に入ります。
会社によっては「繁忙期の半額でいいから仕事が欲しい」というところもあるでしょう。そのため、大学生で卒論の提出が終わり、あとは卒業を待つだけの人や推薦入試ですでに大学が決まった人などは、この時期に引っ越したほうが余計に家賃を払ってもお得なケースがあります。
ただし、年末年始は引っ越し会社も休業に入るので相場も高めになることが多いでしょう。
引っ越し費用が高い時期は平日利用がおすすめ
引っ越し費用が高い時期でも、特に高いのは土曜日の午前中です。「休日、翌日が休み」という好条件が重なるので、真っ先に予約も入ります。しかし、繁忙期でも平日なら、普段より1割高い程度で行ってくれる引っ越し業者もあるでしょう。どうしても3~4月に引っ越さなくてはならない場合は、有休などを使って平日に予定を組んでみるのがおすすめです。
また、単身の引っ越しの場合はバイク便などを利用することにより、費用の増加を最小限に抑えることは可能です。
なお、荷物が多い家族での引っ越しほど繁忙期と閑散期、平日と休日に差がでてきやすいでしょう。また、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、お盆などは最繁忙期からはやや外れていますが、連休中なので費用が高くなる傾向にあります。
到着までに時間がかかる便は安くなる
引っ越し場所が遠いほど、荷物の到着に時間と費用がかかります。しかし、引っ越し会社によっては一定の距離を超える引っ越しで、荷物を混載便で送ると費用が安くなるプランを準備しているところもあります。
引っ越し会社によって、安くなる距離、条件などは異なるので見積もりの際に確認しましょう。
引っ越し費用が高い時期も工夫次第で安くすることは可能
引っ越し費用が最も高くなる時期は毎年3~4月です。引っ越し時期をずらせればよいのですが、どうしても無理な場合もあるでしょう。
そのようなときは、平日に引っ越しする予定を組んだり、混載便を利用したりするなど工夫すれば安くなる可能性もあります。また、見積もりの際、どうすれば安くなるか聞いてみましょう。
出典
引越し侍 引越し定点調査(2022年2月号)
引越し侍 引っ越し費用と料金相場―平日と土日の引越し料金―
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部