更新日: 2023.01.04 その他暮らし

「原付」vs「普通二輪」コスパがいいのはどっち?メリット・デメリットもあわせて確認!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「原付」vs「普通二輪」コスパがいいのはどっち?メリット・デメリットもあわせて確認!
バイクを新しく購入したいけれど、「原付」と「普通二輪」のどちらを選んだほうがコスパがよいのか、気になっている人もいるでしょう。しかし、両者の違いがハッキリと分かっていない人は多いかもしれません。
 
本記事では原付と普通二輪について知りたい人に向けて、両者の違いをはじめ、どちらがコスパが高いのかや、メリット・デメリットについて紹介します。
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普通二輪と原付について知ろう

普通二輪とは「普通自動二輪車」と呼ばれるバイクで、道路交通法において総排気量50cc以上400cc以下が該当します。免許の観点からは、125ccまでは小型限定普通二輪免許で、125c以上400cc以下までは普通自動二輪免許で運転できます。上位免許は下位免許を兼ねることが可能なため、普通自動二輪免許を持っていれば125cc以下のバイクも運転できます。
 
なお、道路運送車両法においては、普通自動二輪車をエンジンの排気量が250cc以下の「軽二輪」と、250cc以上の「小型二輪」に区分することが可能です。
 
原付は「原動機付自転車」と呼ばれるバイクで、エンジンやモーターなどの小型動力源を搭載した二輪車である点が特徴といえるでしょう。道路交通法においてはエンジンの排気量が50ccまでの車両で、原付免許で運転できます。
 
一方、道路運送車両法においては、原付と一口にいってもエンジンの排気量が50cc以下の第一種原動機付自転車(原付一種)と50cc以上125cc以下の第二種原動機付自転車(原付二種)の2種類に分けられます。
 
法定速度に関して、原付一種は時速30キロメートルであるのに対し、原付二種は時速60キロメートルに制限されている点も両者の違いといえます。実際に運転するには、原付二種は高速道路を走行できないなどのほかは免許を含め「普通二輪」と同じところが多いのが特徴です。
 

普通二輪と原付のメリット・デメリット

普通二輪のメリットは高速道路を走行できる点や自動車用の駐車場を利用できる点、車種が豊富で好きなタイプを見つけやすい点などが挙げられます。また、250㏄未満であれば車検も不要である点が特筆できるでしょう。
 
デメリットは、運転するためには普通自動二輪免許が必要になる点や、大型バイクに比べると車種によって横風やわだちなどの外乱に比較的弱い点が挙げられます。
 
原付一種のメリットはさまざまな運転免許の中でも比較的取得しやすい点や、小型で軽いため扱いやすい点などが挙げられるでしょう。また、車両価格や維持費が比較的安価である点も魅力といえます。
 
一方、デメリットとしては高速や自動車専用道路を走れない点や二段階右折義務がある点などが挙げられるでしょう。
 
原付二種は一般道において普通二輪車と同様の条件で走れる点がメリットです。2人乗りが可能である点や二段階右折義務が不要である点、原付通行禁止の標識が立っている道であっても通れる点なども特筆すべきでしょう。
 
デメリットとしては高速や自動車専用道路を走れない点や、原付の免許では走行できない点が挙げられます。特に免許に関しては、原付一種は原付免許で運転できますが、原付二種の場合は小型限定普通二輪免許や、その上位免許である普通自動二輪免許や大型二輪免許を取得しなくてはいけない点に注意が必要です。
 
このようにいくつかのデメリットはあるものの、車両価格や維持費が安いことに加えて、小回りがきき、扱いやすいということは原付のコストパフォーマンスが高い点といえるでしょう。なお、いずれのバイクも自賠責保険への加入が義務付けられており、排気量が大きくなるにつれ保険料は高くなります。
 

用途に応じて自分に合ったバイクを選ぼう

普通二輪も原付も、それぞれメリットとデメリットがあります。どのような目的で乗りたいのかによっても選び方が異なるでしょう。どのバイクを購入すべきか迷ったときは、使用目的や予算などを事前に検討し、それに見合ったものを選ぶことが大切です。普通二輪か原付か、どちらを購入するか検討する際は、本記事で紹介したポイントを参考にしながら自分に合うものを選びましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 道路交通法
e-Gov法令検索 道路運送車両法
チューリッヒ保険会社 原付・バイクの自賠責保険。原付や250ccのバイクの自賠責保険料
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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