【年間約1650円の節電!?】エアコンの「暖房」を効率的に使う方法を解説!

配信日: 2023.01.08

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【年間約1650円の節電!?】エアコンの「暖房」を効率的に使う方法を解説!
気象庁が12月9日に発表した「エルニーニョ監視速報」によると、ラニーニャ現象は2021年秋から続いているものの今後終息に向かい、冬の終わりに平常の状態に戻る可能性は80%とのことです。「3か月予報」では、12~2月の気温は平年並みか低いとの予想でした。
 
燃料費の高騰や電力不足の懸念もあるため、少しでも節電を心掛けたいものです。そこで本記事では、エアコン暖房を効率良く使用するためのポイントを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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室温を1度下げるだけで年間に約1650円の節電

エアコンを冷房として使う場合と暖房として使う場合の電気代は、暖房として使う場合のほうが高くなります。理由は、外気温と室温の温度差が大きいほど、エネルギーを多く必要とするためです。
 
エアコンの設定温度を何度にするかにもよりますが、冷房として使用する場合は室温を28度に設定した場合に外気温と室温の差を10度より小さくすることができるでしょう。
 
一方、暖房として使用する場合は、室温を20度に設定したとしても外気温と室温の差は10度よりも大きくなりがちな傾向があります。
 
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによると、エアコンの設定温度を夏に1度上げる場合は年間で約940円節約できるのに対し、設定温度を冬に1度下げる場合は年間で約1650円の節約になり、設定温度を1度上下させる場合の節電効果は夏より冬のほうが高くなる傾向です。
 

エアコンの風向きや風量にも注意

暖かい空気は上昇しやすい性質があり、エアコンの風向きを水平にしていたり上向きにしていたりすると、暖かい空気は天井のほうにたまり、足元は寒く冷えたままの状況になりがちです。エアコンの風向きを下向きにすることで、足元のほうに暖かい空気が流れるようになります。足元までしっかり暖めるためには、風向きを水平に対して60度以上下向きにしましょう。
 
エアコンで効率良く部屋を暖めるためには、設定温度を上げるよりも風量を強めるほうが効果的です。人が多く集まる場所にエアコンの風向きを設定し、風量を強めて一気に暖めましょう。
 
エアコンは起動時が最も電気を消費するので、頻繁にオン・オフを繰り返すと電気代が余計にかかってしまいます。何度もオン・オフを繰り返すよりも自動運転に設定しておくほうが節電効果は高いです。
 

サーキュレーターやシーリングファンを利用

エアコンを使うときは、サーキュレーターやシーリングファンを併用することで天井にたまりがちな暖かい空気を循環させて室温を一定にする効果があり、エアコンを使うときにありがちな足元の寒さを解消し、快適に過ごせます。
 
エアコンの風とサーキュレーターの風が干渉しないようにすることがポイントです。サーキュレーターはエアコンと反対側に置き、上に向けて風が吹き出すようにしましょう。サーキュレーターがない場合は、扇風機を使うことでも同様の効果が期待できます。
 

無理をしすぎず節電を心掛けよう

エアコンは夏よりも冬のほうが電気代は高い傾向です。今年の冬の気温は平年並みか平年より低いと予想されており、燃料費の高騰や電力不足の懸念もあるので、家庭でもできる限り節電を心掛けましょう。
 
今回は、エアコンの暖房効果を上げる方法をいくつか紹介しました。どれも簡単にできることばかりですので、無理のない範囲で取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

気象庁大気海洋部 エルニーニョ監視速報(No.363)
気象庁 3か月予報(2022年12月20日発表)の解説
資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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