更新日: 2019.01.08 その他暮らし
副業はひとつと決めなくていい!組み合わせて、まずは月5万円をめざそう
その「儲かる」というレベルはいくらぐらいなのか、人それぞれでしょうが、筆者の聞いた限りでは月5万円ぐらい稼ぎたいという答えが多いようです。
しかし、ネットで完結する副業だけで収入を増やしていくのは、実は簡単ではありません。そこで考えたいのが、「ネットで完結する副業」と「リアル」を組み合わせてみる方法です。
Text:藤木俊明(ふじき としあき)
副業評論家
明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。
どんな副業があるか?整理してみましょう
組み合わせを考える前に、現在取りかかりやすい副業を分類してみましょう!
以前は副業というと、本業の仕事を終えた後、飲食店で働いたり、どこかの倉庫で荷さばきをしたりといったイメージでしたね。もちろんそういう副業は今でも健在です。
これを「リアル副業」と呼びたいと思います。「リアル副業」は、時給換算で収入が得られますが時間と場所の自由がききません。知ってる人に会ってしまいそうですよね。
ここ数年のうちに、「リアル副業」の他にネットを使う新しい副業のスタイルが登場してきました。スマートフォンまたはパソコンで、「プラットフォーム(ネット上の仲介サービス)」を活用して収入を得ます。
多数のサービスがありますが、便宜上、4つの種類に分けてみましょう。
(1)「ネット副業」(販売)
仕入れたものを販売する。(メルカリなど)または、イラストなど自分の作品を販売する。ネットで完結。(ココナラなど)
(2)「ネット副業」(請負)
ライティングやデータ整理など請け負える仕事を探し、自宅などで作業して納品する。仕事探しから支払いまでネットで完結。(クラウドワークスなど)
(3)「ネット+リアル副業」
案件を探し、条件のあった相手とリアルに会って短時間のコンサルティングを行う。(ビザスクなど)
プラットフォームで自分の体験企画を募集し、リアルの場で体験企画を実施する。(TABICAなど)
(4)「ネット+シェア副業」
自分の遊休資産(使わないもの。たとえば駐車場)を登録しておき、シェア(貸し出して)収入を得る。(akippaなど)
平日と土日で副業スタイルを変えてみましょう
この(1)から(4)までの新しい副業スタイルは、時間や場所に拘束されず、あるいは自分のペースで行えます。
つまり、スキマ時間に自宅や好きな場所で行うことができます(3のリアル副業は、時間・場所は限定されますがそれも自分のペースで決められます)。なので「掛け持ち」も可能です。
(1)「ネット副業」(販売)と(2)「ネット副業」(請負)だけで副収入を増やすのは、なかなかむずかしい。収入を増やしたいなら、この(1)から(4)を組み合わせることです。
例)平日は(2)「ネット副業」(請負)中心。ライティングを手伝って月1万円
例)土日は(3)「ネット+リアル副業」でリアルに人と出会って月4万円
これで月5万円ですが、組み合わせてみれば現実的に見えてきますね。
とくに(4)の「ネット+シェア副業」はあまり手をかけずにお金を稼いでくれる可能性があるので、遊休資産(あまり使わない駐車場など)を持っている人は、組み合わせて収入アップを見込めます。
例)(遊休資産があれば)(4) 「ネット+シェア副業」でさらに月1万円プラス
「ネットのみの副業」と「ネットとリアルが結びついた副業」の組み合わせが副収入アップのコツです。これから、それぞれの副業スタイルについて具体的にお話ししています!
Text:藤木 俊明(ふじき としあき)
明治大学リバティアカデミー講師・副業評論家