【引っ越しシーズン到来】不用品は「粗大ごみ」と「買い取り」どっちがいいの? 費用を確認

配信日: 2023.02.26 更新日: 2023.02.27

この記事は約 3 分で読めます。
【引っ越しシーズン到来】不用品は「粗大ごみ」と「買い取り」どっちがいいの? 費用を確認
入学、就職、転勤など、新生活を迎える時期が近づいてきました。引っ越しが必要な人は、そろそろ準備をしているのではないでしょうか。新生活に必要なものを新たに買うと同時に、不要となる家具も出てくるでしょう。
 
基本的には不要となるものは廃棄しますが、粗大ゴミの処分は有料なうえ、収集日が意外と先の日しか空いていない場合があります。もしかすると、引っ越し後の日しか空いていないこともあるかもしれません。
 
中には、これまで住んでいた住居に自分の持ち物を置きっぱなしにして引っ越ししてしまう人もいるようです。
 
前の入居者が部屋に残していった私物を、「残置物(ざんちぶつ)」といいます。これが問題なのです。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

残置物を放置した場合、処分費用が請求されたり、裁判になることも

ウリドキ株式会社によると、残置物として引っ越しの際に残されることが多いのは、タンスやソファなどの家具や、洗濯機や冷蔵庫のような家電、エアコン、照明器具といった付帯設備などです。
 
残置物があった場合、その所有者は誰になるのでしょう。残置物を残して引っ越ししても所有権は変わりません。エアコンなどを置いておくことを借主に許可を得ていれば、残置物の所有者は持ち主から借主になります。
 
残置物を放置した場合、貸主から処分費用の請求をされたり、最悪裁判になったりすることもあります。また、裁判での費用などさらに大きな金額を請求されてしまう可能性もありますので、引っ越しの際に不要となるものは自分で処分しましょう。
 

不用品は粗大ゴミで回収してもらおう


 
不用品の処分方法としては、粗大ゴミに出す、買い取りに出す、購入した店に回収を依頼する、譲渡するなどがあります。
 
粗大ゴミに出す場合は、お住まいの自治体の粗大ゴミ収集センターに連絡し、指定の手数料を支払います。例えば東京都では大型の箱物家具の手数料は2000円台程度です。
 
複数の粗大ゴミを出す場合はその分手数料がかかります。また、回収日が指定されており、かなり先の日程でなければ空いていないことがありますので、引っ越し前のギリギリの日程に申し込むのでは間に合わない可能性があります。
 
なお、「家電リサイクル法」に適応される商品は家電リサイクル料金が必要です。リサイクル料金は最も安いエアコンで990円、最も高い大型冷蔵庫で4730円となっています。こちらも回収日を確認しておきましょう。
 

買い取りなら不用品がお金になり、新生活の資金に使える

比較的新しく、綺麗なものなら買い取ってもらいましょう。粗大ゴミで処分する場合は手数料がかかりますが、買い取りに出す場合は逆にお金を手に入れることができます。
 
株式会社ウリドキの調べによると、エアコンの平均買い取り金額は1万4382円、洗濯機は1万3130円、冷蔵庫は8500円、食器棚は1万9706円、テーブルは5077円となっています。複数のものを買い取ってもらえればある程度まとまったお金が入り、新生活のために必要なものを買う資金にできます。ただし、状態によっては買い取ってもらえない場合もあります。
 
他にもフリマアプリで売るという手もあります。大型の家具でも取り引きされているようです。買い取りに出すか、フリマアプリで売るか、価格を比較してより有利な取り引きができる方で処分することも検討してみてはいかがでしょう。
 

出典

ウリドキ株式会社 【残置物】処分より買取を選べば、最大で3万円ほどお得に引っ越しができる
粗大ゴミ受付センター(東京都)
一般財団法人家電製品協会 再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集