更新日: 2023.02.27 子育て

【親必見】ここに就職させると安心?子に就かせたい職業と平均年収とは!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【親必見】ここに就職させると安心?子に就かせたい職業と平均年収とは!?
親であれば、「子どもには豊かな生活を送ってほしい」と願うはずです。豊かな生活を送るためにお金を重要視する方は多いのではないでしょうか。お金を稼ぐために、大半の方は仕事をしますが、親は実際、子どもが将来どのような仕事に就いていれば安心するのでしょうか。
 
本記事では、親が子に就かせたい職業ランキングの1~5位を男女別に紹介し、それらの職業が実際にどれぐらい稼げるのかを見ていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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親が子に就かせたい職業ランキング

国税庁の調査によると、給与所得者の1人当たりの平均年収は461万円ですが、親が子に望む職業では、実際にどれぐらい稼げるのでしょうか。
 
親が子に望む職業の年収について、株式会社クラレで毎年行われている「子どもが将来就きたい職業ならびに親が就かせたい職業」というアンケート調査をもとに解説していきます。
 

親が選んだ男の子に就かせたい職業ランキング

男の子の親が選ぶ職業のトップ5はこちらです。

1.公務員  24.1%
2.会社員  10.3%
3.医師    7.8%
4.スポーツ選手  7.1%
5.消防・レスキュー隊  6.6%

男の子は公務員が13年連続1位となりました。親がいかに子どもの安定を望んでいるのかが、数字に表れてるのではないでしょうか。また、平均年収は国家公務員が約682万円、地方公務員が約630万円だといわれています。
 
公務員は昔ほど安泰ではないとの声もありますが、それでも地方公務員の平均年収630万円は給与所得者の平均年収461万円よりも高水準です。ちなみに、国家公務員のなかでもトップの事務次官になると、年収は2000万円を超えてきます。
 
2位の会社員の全年代の平均年収は、403万円、男性に限定すると449万円です。おおむね、全体平均に近しい数字となりました。3位の医師は、医師の平均年収は1378万円、男性に限定すると1470万円です。
 
4位は男の子自身が就きたい職業の2位にもなっているスポーツ選手でした。スポーツ選手は競技によって年収の差が大きいのが特徴なため、今回はスポーツ庁が実施した「令和3年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」の結果で観戦者割合の最も多かったプロ野球を例に紹介いたします。
 
プロ野球選手の2022年平均年俸は4312万円で、過去最高の数字となりました。選手寿命が短いため、セカンドキャリアなどを考える必要がありますが、夢のある職業といえるでしょう。
 
5位の消防・レスキュー隊は600~700万円ほどが一般的です。地方公務員になるので、おおむね公務員の平均年収とリンクしています。また、5位以内には入っていませんが、男の子の場合、エンジニアや警察官などの専門職も常に上位に入っています。
 

親が女の子に就かせたい職業ランキング

女の子の親が選ぶ職業のトップ5は以下の通りです。

1.看護師  18.4%
2.公務員  15.3%
3.医師    8.2%
4.医療関係  7.8%
5.薬剤師   7.1%

女の子のランキングの特徴は、トップ5のうち4つが医療系です。安定に加えて、命や健康との関わりを求める親の気持ちが反映されてるのかもしれません。平均年収に関しては、厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると1位の看護師の平均年収が499万円です。参考として、女性の会社員の平均年収は347万円です。
 
女の子の2位の公務員は、ここ近年、割合も伸びており、不動の1位である看護師に匹敵するほどの割合を占めています。
 
続いて、2位は男の子のランキングで1位であった公務員です。男女差がなく、年功序列や安定というイメージが親の思惑に合致しています。公務員同士の夫婦の場合、世帯年収が1000万円を超えて、パワーカップルと呼ばれる夫婦も少なくありません。
 
3位も男の子のランキングに入っていた医師です。平均年収は約1053万円にも上ります。男性平均の1470万円と比較すると差がありますが、時短勤務や妊娠、出産が女性の年収に反映された格好です。
 
4位は医療関係と大枠での捉え方になりました。医療系全体で見ると400万円が平均年収であるものの、専門資格の必要な職種から医療事務など資格を必要としない職種まで多岐にわたるので、就く仕事によって大きく変わります。
 
最後に、5位の薬剤師の年収は全体平均で580万円、女性に限っては545万円です。薬剤師においても、女性の時短勤務や妊娠出産などが男女の年収差に表れていることが分かります。ランク外では、女の子の場合、保育士や教員なども常に上位にランクインしています。ここでも専門性の高い必要不可欠な職業を望む親の気持ちが反映されていました。
 

親としては安定≧お金持ち

男女それぞれのランキング結果から、親は子どもに安定を求めていることが読み取れます。親は子どもに可能な限り金銭的に裕福であることを望んでいると思われますが、何よりも安定的に生活を送れることを重視しているようです。
 

出典

2022年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」 1位は「ケーキ屋・パン屋」、20年前との比較では人を助ける職業が人気上げる
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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