更新日: 2023.02.28 その他暮らし
意外と大きな負担!銀行の「時間外手数料」を比較してみた!
そこで本記事では、大手銀行の時間外手数料を比較して紹介します。賢く銀行を選んで無駄な支払いを減らしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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手数料負担と大手銀行の時間外手数料一覧
近年では電子マネーなどが普及して、ATMでお金を下ろす場面が少なくなりつつあります。一方で、日本ではまだまだ現金を使用する方も多く、月に1回以上ATMでお金を下ろす人は全体の80%以上にも上るというデータもあります。
例えば、110円の時間外手数料がかかる銀行で月に3回お金を下ろしたとします。この場合、1ヶ月110円×3回で330円です。これを1年間繰り返すと、3960円になります。1杯400円のコーヒーを毎日飲んでいる方だと、おおよそ10回分の金額です。
しかし、実際の時間外手数料は110円以上負担しなければいけないパターンが数多くあります。次で詳しく見ていきましょう。
大手銀行のATMでの出金における時間外手数料一覧
では、実際に大手銀行の時間外手数料はどのようになっているのでしょうか。メガバンクと呼ばれる3銀行とりそな銀行、ならびにゆうちょ銀行の時間外手数料は以下の通りです。
三菱UFJ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | りそな銀行 | ゆうちょ銀行 |
---|---|---|---|---|
全日 21:00~8:45 110円 |
平日 23:00~8:00 220円 土・日 24:00~8:00 祝日・振替休日 |
平日 18:00以降 110円 土日・祝 毎月25・26日 |
全日 18:00~ 110円 |
全日 無料 |
※筆者作成
ゆうちょ銀行はATMの時間外手数料が無料になっていますが、そのほかの大手銀行の場合には、手数料が必要となるのが一般的です。
時間外手数料を無料にできる術も
時間外手数料がかかる銀行も多いですが、所定の条件を満たすと時間外手数料が無料になるケースもあります。
例えば、三菱UFJ銀行であればスーパー普通預金(メインバンク プラス)、三井住友銀行であればSMBCポイントパックというプランを利用すると、銀行ATMを利用した際の手数料が無料になります。一方で、各銀行ともに条件は異なるので、利用する方は細かく確認するようにしましょう。
ライフスタイルによってはネット銀行も有効
ここまで、大手銀行のATMでの出金においての時間外手数料を比較してきました。常に平日の日中に銀行ATMでお金を下ろせれば時間外手数料はかかりませんが、物理的に不可能な方も多いのではないでしょうか。
どうしても時間外のATM利用になる方や近くに銀行がない方は、ネット銀行を活用するのもよいでしょう。ネット銀行ごとに条件は異なりますが、月に4回程度であれば手数料が無料になる銀行も多いです。
ATMでの出金手数料が無料になる回数については、口座を開設する前に入念に確認しましょう。
生活スタイルに見合った銀行選びをしよう
時間外手数料には、大手銀行の間でも大きく差があります。そのため、夜間や休日にATMを利用する機会が多い方はネット銀行を活用するのもよいでしょう。自身の生活習慣に合わせて銀行を選べば、ちょっとした節約にもつながります。
一方で、大手銀行のように店舗がある銀行の方が安心だという方もいるでしょう。自身にとっての最適解を見つけ、家計にも精神的にも負担の少ない生活を送りましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部