更新日: 2023.02.28 その他暮らし
4年間授業料全額免除のある私立大学を4つ厳選して紹介!【2023年版最新】
経済的な理由で進学が困難な学生を支援する奨学金制度には、国以外に大学が独自に設けているものもあります。
特に私立大学では、給付型の奨学金制度や授業料の減免制度が充実しています。
この記事では、4年間の授業料が免除になる制度を設けている私立大学を3校紹介するので、ぜひ大学進学の可能性を広げてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
学費が免除になる制度のある私立大学と条件
授業料の減免制度を受けるためには、大学が独自に設けている審査基準を満たさなければなりません。
基本的に、審査基準となるのは学業の成績と家庭の経済状況ですが、詳細は大学ごとに異なります。
申請は、受験生の場合入試前に行う「予約採用型」が一般的で、入試で上位の成績で合格すると免除制度を受けられます。
ここからは、授業料の減免制度を設けている私立大学3校について見ていきましょう。
武蔵野大学
武蔵野大学は、キャンパスが2つありますがどちらも都内にあるため、都内近郊からも比較的通いやすい大学です。
高等教育の就学支援新制度の対象校になっており、学業と経済状況に応じて学費の減免を4年間受けられます。
家庭の経済状況によっては、減免額が満額にならない場合もあるので事前にシミュレーションをし、どのくらいの減免を受けられるのかの確認が必要です。
なお、2年生以降もこの制度を継続して受ける場合は、以下の条件をクリアする必要があります。
●前年度のGPA(平均成績)等が所属する学部の上位50%以上である
●標準単位数以上の単位を取得しており、将来社会で自立し活躍するために意欲を持って学修している
制度を継続するには学業の成績が重要になるので、遊びすぎたり怠けたりしないようにしましょう。
日本大学
日本大学は、日本全国にキャンパスを有するマンモス大学で、授業は少人数制を取り入れており、きめ細やかな教育が特徴の私立大学です。
学部によってキャンパスが異なるので、自分が志望する学部の立地を確認しておきましょう。
日本大学は、学部独自の奨学金制度が充実しているのが特徴で、中でも理工学部は6つの奨学金制度を設けています。その6つの奨学金制度全てが給付型となっているため、卒業後の返済も不要です。
ただし、授業料の全額免除ではなく一部の減免にとどまっているうえに、少人数採用であるため採用されるのは容易ではないでしょう。
また、日本大学は高等教育の就学支援新制度の対象校にもなっているので、武蔵野大学同様に、入試の際の事前の申請により制度の対象となります。
審査基準については明記されていないため、学生課に事前に確認を取っておきましょう。
国士舘大学
国士舘大学は世田谷にキャンパスがあり、都内近郊であれば自宅から通学できる好立地の私立大学です。
スポーツ推薦にも力を入れているので、スポーツが強い大学のイメージを持っている方も多いでしょう。
国士舘大学も、高等教育の就学支援新制度の対象校となっているため、学業の成績と家庭の経済状況によっては4年間の学費減免が受けられます。
ただし、4年間継続して授業料の減免を受ける場合は、大学が定める基準以上の成績をキープする必要があるため注意が必要です。この基準については、事前に学生課に確認しておきましょう。
また、大学独自の奨学金制度も5つあり、そのなかの4つが給付型の奨学金制度です。学内の奨学金制度を申請する場合は、学部の推薦が必要になります。
学費の不安を減らして大学生活を楽しもう
学費の免除制度を受けるには、経済状況だけでなく学業の成績もかなり重要です。
授業料の免除制度は学修意欲のある学生のための制度であるため、魅力的な制度だからといって、学生の本分を見失わないよう注意が必要です。
大学によっては、学費の全額免除のほかにもさまざまな減免制度を設けているので、気になる大学について事前に調べてみるとよいでしょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部