更新日: 2023.03.05 その他暮らし
「もし100万円手に入ったら…」やっぱり貯金!? 将来につながる活用法を紹介
本記事では貯金以外の「将来につながる」100万円の活用法について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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貯金する理由
内閣府の「国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)」によると78%の人が日常生活の悩みや不安を抱えています。具体的な内容は「老後の生活設計について」が63.5%、「今後の収入や資産の見通しについて」が57.1%と「お金にまつわる不安」を挙げるケースが多いですね。
とりわけ「老後の生活設計について」の回答は前回調査の58.5%と比べて5ポイント上昇しています。もちろん不安の種はお金以外にもさまざまありますが、漠然とお金や老後不安を抱える人が多い状況が改めて浮き彫りになりました。
このような背景もあり、金額に関わらず臨時収入が入ったら「取りあえず貯金する」と答える人は多いです。
将来につながる活用をする
もちろん生活にはお金が必要なので、いつでも引き出せるように保管しておくことは大切です。ただし全額を貯金するのは非常にもったいないです。なぜなら口座に入れたままにしていても何も変わらないからです。
せっかく100万円を手に入れたからには、貯金だけでなく将来につながる使い方をしていきたいものです。
例えば、「自己投資」です。
・本業の収入を増やすために資格の勉強をする
・副業の勉強をする
・ブログを開設してサーバーやドメイン代に使う
・資産運用(投資)を始める
副業や投資以外では、国内や海外旅行に使うのもおすすめです。
例えば、ツアーに頼らずに海外を一人旅する場合、飛行機やホテルの予約や手続き、現地での食事や観光、トラブル対応などを自分でしなければならないため、すべての経験が財産になります。さまざまな経験をとおして、いままでの価値観が大きく変わることもあります。
海外ではなく国内旅行の場合も、普段行かない場所に行くことでリフレッシュできたり気づきを得たり、自分の環境を見直す機会になります。
一方でやってはいけないのは「散財」です。ぜいたく品の購入やギャンブル等に使い過ぎると、短期的には欲を満たせても後には何も残らないことが多いからです。
複数に分けてリスク分散
100万円を手に入れたら、一つのことで全額使うのではなく、複数のことに使うことをおすすめします。そうすることで、いざという時の「リスク分散」にもなるからです。
投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。一つのカゴに全部入れてしまうと、万一そのカゴを落としてしまった時、卵が割れてすべてを失ってしまうため、投資先は分散投資すべきということを意味していますが、これは投資以外でも同じです。
例えば、貯金50万円、投資20万円、旅行20万円、副業等の勉強10万円などのように分けてみます。生活費として半分を貯金して守りを固めつつ、残り半分を自己投資に使うイメージですね。
「投資に20万円使っても意味ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
仮に20万円を元金に年利3%で10年間運用した場合、10年目には元金と利益合わせて約26万円になります。あくまでシミュレーションであり、実際の数字は運用状況等で変わる可能性がありますが、10年で6万円近く増えるのは大きいです。増えたお金を再投資や、旅行などの経験に使うこともできますね。
まとめ
本記事では、もし100万円が手に入った場合の将来につながる活用法について解説しました。せっかく100万円を手に入れても、漠然とした不安から全額を貯金に回すのはもったいないです。
100万円に限らず臨時収入が入ったら「貯金50%、投資20%、旅行20%、勉強10%」などのように自分の裁量で振り分けてリスク分散しながら有効活用していきたいですね。
出典
内閣府 国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部