入学前に把握しておこう! 大学生活で1年間にかかるお金はどのくらい?

配信日: 2023.03.10

この記事は約 4 分で読めます。
入学前に把握しておこう! 大学生活で1年間にかかるお金はどのくらい?
大学に合格し、大学生活に心躍らせている人も多いでしょう。しかし、大学での生活費については、特に1人暮らしを予定している人にとっては不安が大きいかもしれません。
 
そこで今回は、大学生活で1年間にかかるお金はどのくらいなのかを取り上げています。また、大学生活を送りながら少しでも支出を抑える工夫や、学業に専念するための奨学金制度も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

大学生活で1年間にかかるお金とは? 自宅通学と自宅外通学で比べてみた!

全国大学生活協同組合連合会が2021年に行った調査によると、大学生活で1年間にかかるお金には、主に食費、住居費、交通費、趣味・娯楽費、書籍費、勉学費、日常費、電話代などがあります。
 
分かりにくいものを説明すると、「住居費」とは家賃や水道光熱費のことであり、「書籍費」とは大学の授業に必要な書籍や、ノートやペンなどの文房具代、コピー代などのことです。なお、「日常費」とは日用品やトイレットペーパー、洗剤、シャンプーなどの消耗品を含みます。
 
同調査によると、以上の支出を合計した平均支出額は、自宅通学の場合で6万2970円、自宅外通学の場合で12万5040円と算出されています。自宅外通学の場合には、平均して7万円程度の仕送りがあるとされていますが、その分を差し引くと、月々5万5000円程度が足りなくなることが分かります。
 

少しでも安くしたい! 支出を抑える7つの工夫を紹介!

大学生活でかかるお金は、とくに自宅外通学の人にとっては、少しでも減らしたいところです。そこでここでは、支出を少しでも抑える7つの工夫を紹介していきます。
 

1.食費を抑える

学食を利用したり、自炊をしたりしましょう。自炊に使う食材は、スーパーの見切り品や特売品を買うとよりお得です。
 

2.住居費を抑える

都心部は家賃が高いため、相場が安い駅などで住居を探しましょう。ただし、安全性を考えて、人家が少なかったり夜間が暗かったりするような環境は控えるべきです。
 

3.交通費を抑える

交通機関は、大学に近い駅が安く済みますが、交通費と住む場所による家賃の差を比較して考えることが必要です。ちなみに、徒歩や自転車で通えるのが最もお金がかかりません。
 

4.書籍費を抑える

本やCD、ビデオなどは、図書館やレンタルショップ、またはオンラインのサブスクなどを利用しましょう。サブスクはさまざまな端末で利用できるため、利便性がよいというメリットもあります。また、授業に使う書籍なら、先輩に譲ってもらうなどの工夫してみましょう。
 

5.日常費を抑える

ディスカウントストアやスーパーの特売セールなどを利用して、安く抑える工夫をしましょう。
 

6.電話代を抑える

格安スマートフォンへの変更や、不要なオプションを解約するのが効果的です。特に、初期設定でついてくるオプションやサブスクサービスには注意しましょう。
 

7.光熱費を抑える

電化製品は使う時だけコンセントをつないだりします。また、エアコンではなく、衣類で体温を調整するのもよいでしょう。
 

学業に専念したい!奨学金制度を紹介!

大学生活で不足する金額をアルバイトなどで稼ごうとすると、時間が取られる上に体力を消耗し、学業に専念できなくなる可能性があります。
 
学業に専念したいなら、奨学金制度の利用を考えるのも1つの方法です。特に、日本学生支援機構による奨学金制度は広く認知されているため、利用しやすいという特徴があります。
 
日本学生支援機構による奨学金制度には、返済不要の給付型と、返済の必要な貸与型があるため、申し込む際は条件をよく確認しましょう。申し込むためには、高校3年時に在籍高校を通して申し込む「予約採用」と、進学した大学などを通して申し込む「在学採用」があるので、支給希望者は学校へ相談してみましょう。
 

入学前に大学生活にかかるお金を把握して不足分の対策をしよう

大学生活には、思いの外お金がかかることが分かりました。特に自宅外通学の場合には、月に12万5000円程度も必要です。平均仕送り額を差し引いても、5万5000円程度は足りません。
 
不足分を補填するためには、アルバイトをするのも1つの方法でしょう。しかし、学業に専念したいなら、奨学金制度を利用するのもよい方法です。
 
入学前に大学生活にかかるお金を把握して、不足分の対策を考えておきましょう。
 

出典

全国大学生活協同組合連合会 大学生活にかかるお金は?
全国大学生活協同組合連合会 奨学金とは?
全国大学生活協同組合連合会 奨学金について
独立行政法人日本学生支援機構 給付奨学金(返済不要)
独立行政法人日本学生支援機構 貸与奨学金(返済必要)
独立行政法人日本学生支援機構 進学したいけどお金のことが心配な高校生のみなさんへ 学びたい気持ちを応援します
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集