時間を有効活用して資格取得! 収入に直結しやすい資格とは!?
配信日: 2023.04.04
人生100年時代といわれる今、今後の人生を充実させるために、資格取得を目指す人が増えています。
通信教育講座を運営する「株式会社新生技術開発研究所」が、20代から70代の男女を対象に実施したアンケート調査では、70%以上の人が「学びへの関心がある」と回答しています。
また、「学びとは何か?」との質問に対しては「生活を豊かにしてくれるもの」と回答した人がもっとも多いという結果となりました。
そこで本記事では、豊かな生活につながる収入に直結しやすい資格を三つピックアップし、収入の目安とあわせてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
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社会保険労務士
【図表1】
収入の目安 | 約670万円 |
平均学習期間 | 6ヶ月~1年半 |
合格率 | 約6~7% ※2022年度5.3% |
※筆者作成
社会保険労務士は、労務管理のアドバイスや、社会保険関連の法令に基づく書類を作成するなど、よりよい職場環境の構築をサポートする職業です。
医療制度や年金制度などの相談受付業務も含まれるため、少子高齢化が急速に進む今、非常に注目されています。人事部や総務部への就職・転職に強い、キャリアアップにつながる、職務手当がもらえる、独立開業を目指せるなど、資格取得によるメリットも豊富です。
社会保険労務士の試験は難易度が高いことで知られ、合格率も6~7%と低い水準を保っています。効率的に知識を身につけるためには、通信やオンラインを含め、資格講座などの利用を検討するのもよいでしょう。
宅地建物取引士
【図表2】
収入の目安 | 約500万円 |
平均学習期間 | 2~11ヶ月 |
合格率 | 約15~18% ※2022年度17% |
※筆者作成
不動産取引のプロフェッショナルである宅地建物取引士。不動産業界・金融業界で需要が高く、毎年20万人以上が受験している人気の国家資格です。
宅地建物取引士の業務は、資格保有者以外が行うことを法律で禁止している独占業務であるため、ニーズが安定している点が魅力です。さらに、職能手当がつきやすいことから、資格取得による収入アップも見込めるでしょう。
宅地建物取引士取得によって身につけた知識は、不動産鑑定士やFP(ファイナンシャルプランナー)などの資格取得、さらにはマイホーム購入時にも大いに役立ちます。
中小企業診断士
【図表3】
収入の目安 | 500~800万円 |
平均学習期間 | 8ヶ月~1年半 |
合格率 | ・一次試験:約20~30% ※2022年度28.9% ・二次試験:20%前後 ※2022年度18.7% |
※筆者作成
中小企業診断士は、国が認める唯一の経営コンサルタントの国家資格です。資格取得により、経営戦略や人事、マーケティング、財務・会計、法務、製品管理、ITなど、経営に関する幅広い知識を身につけられます。
コンサルティングの対象となる中小企業は無数に存在するうえ、コンサルティングファームなどへの就職・転職にも有利になるため、取得することで得られるメリットは大きいでしょう。
中小企業診断士資格所有者は、ビジネスにおいてある程度のポジションを得ている、40代から60代が多い傾向にあります。中小企業診断士の約30%が、年収1000万円を超えているといわれており、働き方や就職先をうまく選択することで、今後の収入アップにもつながる資格といえるでしょう。
資格取得で人生の充実度アップ!
資格取得は、キャリアアップや収入アップ、働くモチベーションアップなど、人生の充実度向上につながります。ご紹介した3資格は、仕事や私生活に幅広く生かせるメリットが多く、今後ますます需要が高まっていくでしょう。
隙間時間を有効に使って、今後の生活に役立つ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?
出典
・株式会社新生技術開発研究所/「学びの必要性」に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部