【SPY×FAMILY】アーニャの通う名門「イーデン校」! 学費はどのくらい必要?
配信日: 2023.04.11
入学試験の倍率はかなり高く、学力はもちろん家柄や人格も「真にエレガント」な生徒しか入学を許されません。そんな名門イーデン校に通うにはどれくらいの学費が必要なのでしょうか。本記事ではこのイーデン校学費について、モデルになった学校と合わせて紹介します。
執筆者:渡辺あい(わたなべ あい)
ファイナンシャルプランナー2級
イーデン校に通う華麗なる生徒たち
イーデン校はオスタニアでの名門といわれるだけあり、入学する生徒たちの家柄は輝かしいものばかりです。
例えば、アーニャと同級生のダミアン・デズモンドの父親は国家統一党総裁。そして、アーニャの親友のベッキー・ブラックベルの父親は、軍事企業のCEOです。ほかにも人民軍陸軍司令部少佐の息子、製薬会社の社長の息子、人民議会副議長の娘、保安局要人の息子とそうそうたる顔ぶれです。
アーニャの父親役であるロイド・フォージャーの仮の職業は医者で、一般的にはハイスペックといわれる職業です。しかし同級生らの家柄と比べると、党総裁の息子ダミアンにアーニャが「あんな庶民の女」と言われてしまうのも無理はないのかもしれません。
イーデン校のモデルはイギリスのイートン校?
公式ファンブックにはイギリスのパブリックスクールを資料にしたとの記載があります。どの学校がモデルであるか具体的な記載はなかったものの、名前や伝統から推察するに、イギリスの男子全寮制パブリックスクールで、1440年に創設されたEton College(イートン校)でないかと思われます。
イートン校は男子全寮制、イーデン校は共学で通学可という違いがありますが、名門エリート校であるという点からもモデルにした可能性は十分ありますね。
また、イーデン校では優秀な生徒に星(ステラ)が与えられ、特待生はインペリアル・スカラーと呼ばれます。イートン校では優秀な生徒はKing’s Scholarship(キングススカラーシップ)と呼ばれる特待制度が受けられるという共通点もあるのです。
イートン校の学費は?
モデルであるイートン校の学費についてです。イートン校のホームページによると、入学前に必要な費用として、登録料が400ポンド、受け入れ料として3200ポンドが必要となります。授業料は半期ごとに1万5432ポンドですので、年間では3万864ポンドです。
さらに学校の活動によって追加費用も発生し、半期で500~1000ポンドが追加徴収されることもあります。これらをトータルすると、入学前に必要な費用も含めて、初年度は3万5464ポンドの支払いが必要です(年間追加費用1000ポンドの場合)。これを日本円に換算すると、580万7939円となります(2023年3月時点)。
イートン校は13歳から18歳の生徒が通う学校であり、これは日本に当てはめると中高一貫校相当といえるでしょう。
文部科学省の調査によると、日本の公立中学校の年間の学費は約54万円、私立中学校は約144万円、公立高校は約51万円、私立高校は約105万円となっています。日本の中学校、高校の学費と比較してもイートン校の学費はかなり高額であるといえます。
イーデン校で学費以外に必要な経費を発見
単行本第1巻ではロイドが読んでいる新聞にイーデン校の指定カバンの広告があります。新聞にはスクールバッグの値段として「D186.25(186.25ダルク)」と記載されていました。1ダルクは約333円ですので、バッグは約6万2000円となります。
制服や帽子の記載は見つけられませんでしたが、カバンが高額なこと、本書内で制服強盗がいることを考えると、制服等の必需品もかなり高額であることが予想されます。
イーデン校はお金持ちが通うエリート校
イーデン校はオスタニアの中でも超一流の名門校であり、集まってくる生徒たちも一流の家庭ばかりです。そんな一流の学校だけあって、予測される学費は初年度だけで、約581万円となります。
しかしイーデン校に入学すれば、さまざまな業界のエリート候補たちと交流を持つことができ、共に勉学に励めるという最高の環境が手に入ります。これらを踏まえるとイーデン校での学生生活はお金に変えがたい価値があるのかもしれません。
出典
Eton College
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級