更新日: 2023.04.15 その他暮らし

4月も値上げ続々。食料品の値上げ対策、どんなことがある?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

4月も値上げ続々。食料品の値上げ対策、どんなことがある?
帝国データバンクによると、2023年4月には食料品・日用品の5100品目が値上げされ、5月以降も2022年を上回る水準での値上げが予定されているとのことです。
 
食料品の値上げラッシュが止まらない中、食費節約に励んでいる方も多いのではないでしょうか。その一方、具体的に何をしたらよいのか分からない方もいるかもしれません。
 
この記事では、知っておくと便利な食費節約術を紹介します。
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年前に比べて支出が増えたと感じる人は9割以上

2023年3月に株式会社ロコガイドが行った「物価高に関するアンケート調査」(調査対象:チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー4512名)によると、1年前に比べて支出が増えたと感じる方は9割以上で、中でも食料品の値上げを実感している方が多いことが判明しました。
 
値上げを実感している具体的な品目は、卵が92.4%で最多となりました。2位以降は、油、牛乳・乳製品、野菜・果物と続きます。いずれも多くの家庭にとって食卓には欠かせない食材であることから、家計への影響は大きいでしょう。
 
今後実践したい食費節約術については、「値上げ前セールで安く購入したい」 「値上げ前にまとめ買いしたい」などの回答が目立ちました。値上げ前セールをねらって、日持ちのする商品をまとめ買いしたいと考えている人が多いようです。
 

事前に情報収集をしたうえで買い物に行く人が多い

さらに、食費節約のために実践していることを尋ねたところ、「買い物前にチラシなどで特売品をチェックする」という回答が81.4%で最多となりました。2位以降は「特売品・おつとめ品を選んで購入する」、「買い物前にクーポンをチェックする」が続きます。
 
同じ商品でも、店舗やセールによって価格は大きく異なります。折り込みチラシなどを確認して比較し、少しでも安く買い物をしたいという思いが伝わってくる結果となりました。また、インターネット上の割引クーポンを活用する人も少なくありません。
 

お得なサービスや家庭菜園で食費節約

定番の食費節約術を実践しても、値上げのペースに追いつけないのが現状です。
 
先述の調査の中で「おつとめ品を購入する」という意見がありましたが、インターネット上で訳あり野菜を無料、もしくは格安で買えるサービスがあります。野菜を無料でもらえるサービスは抽選式で、送料は当選者が負担する必要があります。とはいえ、野菜自体は無料でもらえるため、スーパーマーケットで購入するよりもお得です。
 
食費節約のために家庭菜園を始める方も増えてきています。ミニトマトや葉ネギなどであれば、ベランダなど狭いスペースでの栽培が可能です。
 
家庭菜園に慣れたら、市民農園や貸し農園を借りて本格的に野菜栽培を始めてみてもよいでしょう。野菜栽培には知識が必要ですが、中には初心者でも育てやすい野菜もあります。家族が食べるすべての野菜を栽培することは難しくても、一部でも自家栽培ができれば食費を節約できます。
 

こまめに情報収集をして家計防衛につなげよう

今後も食料品・日用品の値上げは続くと予想されます。今回の調査にもあったように、折り込みチラシや公式アプリケーションなどで情報収集をすれば、同じ商品でも安く購入できる可能性があります。チラシやクーポンを上手に活用して、家計防衛につなげましょう。
 
野菜を無料、もしくは格安で買えるサービスを利用する、家庭菜園にチャレンジするなどの節約方法もあります。家族で楽しみながら食費節約に励んでみませんか?
 

出典

株式会社帝国データバンク 食品主要195社価格改定動向調査(2023年4月)
株式会社ロコガイド 物価高に関するアンケート調査
農林水産省 都市農業の振興・市民農園について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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