新年度こそ不用品をネット販売しよう！ 意外と知らない春に売れるものとは？

コロナ禍による在宅時間の増大や、新年度を迎えたことをきっかけに、「断捨離」で自宅を整理した方も多いのではないでしょうか。しかし断捨離で生じた不用品の中には、フリマアプリなどで売れるアイテムが含まれているかもしれません。
 
そこで本記事では、不用品の処分方法やフリマアプリで売れやすいアイテムについて解説します。

断捨離で出た不用品は捨てる人が多い

株式会社GoodServiceが2021年6月に実施した「不用品の寄付」に関する調査によると、53.8％の方が、コロナ禍の自粛期間中に断捨離を行いました。新年度を迎える時期が自粛期間中と重なったため、自宅の不用品を整理した方もいることでしょう。
 
同調査によると、断捨離で生じた不用品は、81.0％の方が「地域のルールにしたがってごみとして出している」と回答しました。次いで、「買取業者に売る」（24.1％）、「フリマアプリで売る」（22.9％）となり、ごみとして処分した方が大多数であることが分かります。
 

新年度は需要が大きく変化

新年度は、各世帯において需要が大きく変化します。不用品が生じる一方で、新たに必要となるアイテムも出てくるタイミングでもあります。使い道を失い、捨てるしかないアイテムでも、ほかの方なら有効活用してくれるかもしれません。
 
そこで、断捨離によって生じた不用品は、ごみとして出す前に譲り先がないかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。フリマアプリなどを活用すれば、さまざまなアイテムを手軽に取引できます。
 

不用品はフリマアプリで売れる

株式会社メルカリは2023年3月、2022年4月に売れた個数を基準とした「4月に売れやすいモノランキング TOP10」を公開しました。そのうち、上位3位までのアイテムは次のとおりです。

1位：キャラクターグッズ（おもちゃ）
2位：アイドル（タレントグッズ）
3位：参考書（本）

1位には、子どもの成長に伴い不用となったキャラクターグッズ（おもちゃ）がランクインしました。
 
2位にはアイドル（タレントグッズ）が続き、断捨離により趣味や娯楽アイテムを整理した人が増えたことが分かります。一方で、昨今の推し活ブームの影響により、今では入手困難な過去のグッズを探し求めるファンも増加しています。
 
そして3位には、入試シーズンを終えて不用となった参考書も、売れ筋アイテムとして浮上しました。参考書は教科書に合わせて改訂が行われるため、改訂版が出る前のタイミングが売れやすいでしょう。
 
このほか、進学・進級に伴って需要が高まる電子辞書も、春に売れやすいアイテムです。発売から数年以内のモデルなら、収録される辞書は最新モデルとほとんど変わらず、早期・高値での取引が期待できます。
 

夏服も売れやすい

4月は意外にも、夏服が売れやすいシーズンでもあります。同ランキングでも、「Tシャツ／カットソー（半袖／袖なし）」が4位にランクインしており、多数の取引実績があることが分かります。夏にはまだ早い季節ではありますが、インナー代わりにTシャツを着用する方が増えるシーズンでもあります。
 
実際、2023年4月20日には全国各地で夏日が続出するなど、年を追うごとに気温は上昇傾向にあります。そのような背景から夏服は着用できる期間が長いため、フリマアプリでも売れやすいアイテムといえるでしょう。
 

まとめ

新生活のタイミングで断捨離するときには、フリマアプリなどに出品することも検討してみてください。売れやすいシーズンを選んで出品すれば、早期・高値での取引が期待できるでしょう。
 
何かと出費の多い新生活において、思いがけない臨時収入を得られるかもしれません。
 

出典

株式会社GoodService 「不用品の寄付」に関する調査（PR TIMES）
株式会社メルカリ 1LDK、家庭内すべてのモノの平均資産価値は100万円超！間取りごとの”家ナカ資産”を公開（PR TIMES）
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー