更新日: 2019.01.07 その他暮らし
市場を拡大し続ける人気のカプセルトイ(ガチャガチャ)、実は輸入中心だってご存じですか?
開けてみるまで何が入っているかわからないというドキドキ感もあり、子どもだけではなく大人でもコレクションしている方がいらっしゃいます。
今回は、このカプセルトイにまつわるお話です。
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1965年に日本上陸したカプセルトイ
もともとカプセルトイはアメリカ発祥のもので、小型自販機にガムが入ったボールを入れて売っていたことが始まりだそうです。
1965年に日本に上陸してからは、子ども用の小さな玩具から始まり、やがて大人でも楽しめる精巧なフィギュアや日用品などが入ったカプセルトイとして人気を博していきました。
近年では、余った日本円を効率的に消費できる空港のカプセルトイが外国人観光客に好評だとニュースにもなりましたよね。
何が出てくるかわからないカプセルトイの概念は、リアルだけでなくソーシャルゲームの中でもガチャやガシャといった名称で取り入れられるまでになっています。
日本に上陸して50年以上経ったいま、カプセルトイ(ガチャガチャ)は日本の文化にすっかり溶け込んでいると言えるのではないでしょうか。
大きく伸びる日本のカプセルトイ市場
カプセルトイの小型自販機は、量販店やアミューズメント施設などの商業施設の中に並んでいたり、店の外壁に沿うように並んでいたりします。
今ではさまざまなカプセルトイを集めたイベントも行われるほど、カプセルトイの市場は拡大しています。
2014年度のカプセルトイの国内市場規模は、前年度比115.0%と大きく伸びており、(一般社団法人日本玩具協会「2014年度国内玩具市場規模」による)今後も拡大が期待できそうです。
カプセルトイの中身はほとんど輸入だった!
盛り上がる日本のカプセルトイ市場ですが、その中身はほとんどが外国製だということをご存じでしたか?
経済産業省によると、2015年の玩具総供給指数において、国産の4.9%に対し、輸入は95.0%を占めているとのことでした。圧倒的に輸入が多いことがわかりますよね。
カプセルトイの中身はさまざまですが、ここでは「その他のもの(3がん具(人間以外の生物又は動物を模したものに限る。))」について見てみましょう。
経済産業省によると、これらのフィギュアの輸入元について、約6割が中国、次いでフィリピン、ベトナムとなっているとのことでした。
日常でよく目にするカプセルトイですが、このようにその中身はほぼ外国製という結果が見えてきました。
街で見かけるカプセルトイ、これからは中身を開けたときに「遠い外国から来たのだな」と眺める新しい楽しみも増えますね。
お目当てのトイがなかなか出ないこともあるかもしれませんが、予算オーバーになって散財してしまういわゆる“爆死”状態は避けるよう気をつけてください……!
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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