夏の利用シーズンが始まるよ!青春18きっぷでお得に夏旅を満喫しちゃおう!

配信日: 2018.07.14 更新日: 2019.01.10

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夏の利用シーズンが始まるよ!青春18きっぷでお得に夏旅を満喫しちゃおう!
青春18きっぷをご存じですか?これから夏の利用シーズンが始まります。

名前からして「18歳まで」しか使えないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は年齢制限はなく、誰でも利用できます。
大場脩

Text:大場脩(おおば しゅう)

ファイナンシャルプランナー。

山形をベースに全国で活動する。
本人が地方在住、そして独身のため、独身向けのマネープラン、地方ならではのマネープラン実情に精通している。
得意分野は、専門用語を使わないお金の話、資産運用、確定拠出年金、保険の見直し、地方在住者の教育資金など身近なお金に関わること全般。
お金のことは前向きにシンプルに考えることがモットー。
ブログはほぼ毎日更新、専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
地元山形の金融リテラシー向上のために日々奔走中。
https://fp-syu.com/

青春18きっぷってなに?

青春18きっぷは、期間限定で日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席およびBRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーに自由に乗り降りできるきっぷです。
 
1枚5枚つづりになっており、1人で5日間乗り放題として使っても良いですし、5人で1日乗り放題にしても構いません。
 
販売価格、利用条件や期間は以下の通りになります。
 
【発売期間・利用期間】

(春季)
発売期間:2018年2月20日(火)~2018年3月31日(土)
利用期間:2018年3月1日(木)~2018年4月10日(火)
 
(夏季)
発売期間:2018年7月1日(日)~2018年8月31日(金)
利用期間:2018年7月20日(金)~2018年9月10日(月)
 
(冬季)
発売期間:2018年12月1日(土)~2018年12月31日(月)
利用期間:2018年12月10日(月)~2019年1月10日(木)
 
【販売価格】
1万1850円(大人・子ども同額)、1回(日)分あたり2370円。
 
【主な利用条件】
・1枚のきっぷを1人で5回までご利用できるだけではなく、5人で1回などのグループでの利用も可能。
・1人1回あたりの有効期間は乗車日当日限り(終電まで)。
・グループでご利用の場合は同一行程でのご旅行のみ。
・臨時の夜行列車等は別途指定席券が必要。
・東海道線や宇都宮線などのグリーン車はグリーン券を買えば利用可能。
・青函トンネルは普通列車がないので特例+オプション券購入で利用可能
 

青春18きっぷでどこまで行ける?

始発から終電まで青春18きっぷを1日分使い、普通列車でどこまで行けるのかを調べてみました。1日あたりは2370円ですので、2370円の運賃でどこまで行けるかということになります。
 
西へ行く場合は東京から小倉まで行けます。4時55分に東京を出て、翌日の0時5分に小倉に着きます。通常は新幹線で行くので、運賃は通常2万2310円(のぞみ指定席、約4時間30分)。約10分の1の値段で移動することができます。
 

青春18きっぷ筆者の体験談

筆者は地元山形から博多を、青春18きっぷを利用して往復したことがあります。木曜日の昼過ぎに出発し、山形から仙台を経由し、福島、郡山と東北本線でひたすら南下していきます。
 
東京から夜行列車で岐阜県の大垣駅へ。そこから東海道本線で大阪を経由し神戸へ。神戸から山陽本線でひたすら西へ。
 
木曜日の14時頃に山形を出発し、博多には金曜日の21時頃に到着しました。所要時間は約30時間。帰りもこのルートを使いました。
 
運賃は青春18きっぷ4回分(2370円×4回分=9480円)、夜行列車の指定券520円×2回分(往復)を合わせて、1万520円。東北から九州まで往復で60時間以上かかりましたが、運賃は往復1万円で済みました。
 
ちなみに山形から博多(福岡)まで行く場合は、

新幹線乗り継ぎ(山形→東京→博多):片道3万1050円(乗車券+指定席特急券を通常購入)、乗車時間約8時間。
※往復割引は考慮していません。
 
飛行機:山形→仙台空港で片道1500円(空港バス)と仙台空港→福岡空港で片道5万1200円(日本航空、普通運賃)の合計5万2700円、所要時間約3時間
 
となります。あらかじめ日程が決まっている場合は割引運賃で飛行機を利用することを強くオススメします。
 
しかし、青春18きっぷはとにかくコストを削減して移動することができますので、時間はかかりますが、メリットはあります。
 

新幹線vs青春18きっぷ

主要路線の運賃と所要時間を比較してみました。
(7月13日金曜 朝9時出発で計算)
 

東京-新大阪

新幹線:乗車時間約2時間30分、運賃1万4450円(のぞみ指定席)
青春18きっぷ:乗車時間約8時間、運賃2370円
 

東京-名古屋

新幹線:所要時間約1時間30分、運賃1万1090円(のぞみ指定席)
青春18きっぷ:乗車時間約5時間半、運賃2370円
 

東京-仙台

新幹線:所要時間約1時間30分、運賃1万1200円(はやぶさ指定席)
青春18きっぷ:乗車時間約6時間、運賃2370円
 
18きっぷは2370円で移動できます。運賃はそれぞれ新幹線の約5分の1です。時間は4、5倍かかりますけれど。
 
鈍行から見る車窓と新幹線から見る車窓は全く違います。高架橋を走り抜けていく新幹線や飛行機を見ると恨めしくなる時もありますが、いつもとは違った時間の流れを体験できますし、良い経験になります。
 
時にはのんびり青春18きっぷで鈍行の旅はいかがですか??
 
Text:大場 脩(おおば しゅう)
山形をベースに全国で活動するファイナンシャルプランナー。

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