えっ あんなところが?今まで観光資源と思われなかったようなところが人気旅行先に!注目される「体験型旅行」とは?

配信日: 2018.07.16 更新日: 2019.01.07

この記事は約 2 分で読めます。
えっ あんなところが?今まで観光資源と思われなかったようなところが人気旅行先に!注目される「体験型旅行」とは?
この夏の旅行を計画するとき、どういう目的で旅先を決めますか? 以前は、「名所旧跡」とか「人気のレジャー施設」などを目的に決めることが多かったですよね。
 
もちろんそれは、今でも変わらない傾向だと思いますが、最近「体験型旅行」とか「着地型観光」などという言葉が流行りだしているようです。それはどういったものなのでしょうか?
 
「体験型旅行」とは、何か特別な体験を組み入れるもののようで、とくに、その地方に行かないと体験できないようなもの、「コト」などが喜ばれるようです。
 
「着地型観光」も、「体験型旅行」と近い意味で、たとえば地方自治体が土地にある独自の観光資源を生かして立てた旅行企画を楽しむもののようで、どちらも、“そこでしか体験できないこと”を楽しみにして旅行に行くのですね。
 
そんな「体験型旅行」に関して、JTBが2018年4月に調査を行い報道発表しました。今回はそれを参考にしてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

工場見学や観光列車への乗車、収穫体験は人気です

調査によると、「旅行先を決める際、そこで“体験できること”が影響することはありますか?」という質問については、旅行先を決める際にそこで“体験できること”が影響する方、どちらかというと影響する方は約57%と6割近くを占める結果となりました。やはり「体験型旅行」への関心の高さがうかがえます。
 
「過去3年間のうち、旅行先で実際に体験したことはありますか?(複数選択)」という質問については、「工場見学」、「観光列車への乗車」、「果物狩りなど収穫体験」などの回答が多い結果となりました。
 
最近はこうした体験を盛り込んだツアーも多く企画されているため、このような結果に繫がったのかも、と分析されています。
 
これまでは観光資源だとは思われていなかったような、たとえば「工場」が大きな旅の目的になっているのですね。
 
「今後、あなたが旅行先で体験してみたいものは何ですか?(複数選択)」という質問については、今後体験してみたいものでも「観光列車への乗車」(回答者2130名のうち1024名が「体験してみたい」と回答)が最多となりました。
 
「工場見学」で「興味のあるカテゴリー」という質問では、「お菓子」(回答者2130名のうち1198名が回答)、「食品」(回答者2130名のうち1093名が回答)、「ビール、酒類」(回答者2130名のうち1029名が回答)といった飲食カテゴリーが上位を占めました。食べ物や飲み物といった身近な分野の工場見学に人気があるようです。
 
「ダムや橋、電気や水道などのインフラ施設、トンネル・道路、鉄道などの見学」について、興味のあるカテゴリーを聞いたところ、「ダム」(回答者2130名のうち1030名が回答)という回答が最多となり、「鉄道」や「橋」、「工場の夜景」の回答が次に多くなっています。
 

政府も体験型旅行に力を入れているようです

調査の最後に「2018年には体験型の旅行が増えると思いますか?」という質問があり、「増える」、「どちらかというと増えると思う」と回答した方が約68%となりました。体験型の旅行への興味・関心が高いと分析されます。
 
この「体験型旅行」については政府も注目して、「体験型観光」や「着地型旅行」でこれまで注目されていなかった観光資源を掘り起こしていこうという動きがあります。
 
国交省の「着地型旅行の市場動向」という資料によると、その商品が多様なため、参加予算は1回あたり5000円~3万円とバラツキがあるようです。ただし、通常の旅行商品より割安感はありそうです。
 
今後も「体験型旅行」は注目されそうですね。
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集