キャッシュレス決済が急速に普及中!デジタル化時代に必要なお金の知識とは?
配信日: 2023.06.06
本記事では、急速に普及しつつあるキャッシュレス決済を念頭に、デジタル化時代に求められる、お金の知識について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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キャッシュレスで使われる三つの道具
キャッシュレスとは、現金を使用しない取り引きです。そう考えると、キャッシュレス決済は、それほど目新しいものではありません。例えば、銀行口座から指定した金額を引き落としてもらうことも、キャッシュレス決済の一種です。
それを踏まえたうえで、キャッシュレス決済に使用される、三つの道具をみていきましょう。
銀行預金
日本やアメリカなど、先進国を中心に普及している第一の道具が、銀行預金です。振り込みや振替、引き落としなどによって、キャッシュレス決済を行います。
インターネットが発達・普及し、インターネットバンクも増えました。ユーザーは、スマートフォンから銀行の口座へとアクセスできるため、わざわざ銀行の窓口やATMへ足を運ぶことなく、送金を行えます。
ヨーロッパで広がりをみせているのは、デビットカードです。口座に現金をチャージしておけば、クレジットカードのように使用できます。近年では、デビットカード機能を搭載したアプリが普及しつつあります。
電子マネー
おもに、途上国を中心に普及しているのが、電子マネーです。日本は先進国であるものの、珍しく電子マネーが広く普及しています。身近なところでは、交通系ICカードである、Suicaが挙げられます。
電子マネーは、専用のカードやアプリがあれば、決済に利用可能です。わざわざ、銀行口座を開設する必要もありません。銀行口座の開設には、所得証明や審査が必要であるがゆえに、発展途上国では、ハードルの低い電子マネーが普及していると考えられます。
電子マネーの種類は多く、日本では、PayPayや楽天Pay、LINE Pay、d払いなどをはじめ、nanaco、楽天Edy、iDなども該当します。
暗号資産(仮想通貨)
近年、世界中で取り引きが活発になっているのが、暗号資産(仮想通貨)です。よく知られている暗号資産としては、ビットコインが挙げられます。最近では、企業が独自に暗号資産を発行するケースも増えてきました。
暗号資産の利用も浸透しつつあり、先進国のなかには、大学の授業料を暗号資産で受け付けているところもあります。また、スイスでは、暗号資産による納税を可能としている自治体もあります。
キャッシュレス決済の課題
キャッシュレス決済の問題として、知識が少ないユーザーが、安易かつ気軽に利用してしまい、多重債務に陥るケースが挙げられます。キャッシュレス決済は、簡単な手続きで支払いができて、しかも、お金の流れが見えないために、気づいたら、多重債務に陥っていた、となる可能性は誰にでもあります。
また、キャッシュレス決済の重層化が進み、トラブルが起こった際の解決に時間がかかり、被害者の救済が困難になっていることも事実です。今後は、あらゆる世代の方が、キャッシュレス決済に関するたしかな知識を身につけて、リスクを避けるための行動をとることが求められます。
便利なキャッシュレス決済だが、正しい知識が必要
キャッシュレス決済は、世界中で広がりをみせつつあるため、今後日本でも、さらに利用者は増えていくものと考えられます。スマートフォンやカードひとつで決済できるため、便利ではあるものの、キャッシュレス決済には、さまざまな注意点があることも事実です。
近年では、コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、さまざまな場所でキャッシュレス決済が可能になりました。今後、キャッシュレス決済が可能なシーンは、さらに増えていくと考えられます。キャッシュレス時代に対応できるように、正しい知識を身につけることが、今の時代を生きる人々には求められています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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