更新日: 2023.06.08 その他暮らし
「美容家電」を40万円以上購入も使用せず…。無駄な買い物はなくすには?
当然、初期コストを回収するためには美容家電を使い続けなければならないが、せっかく購入した美容家電を使うことなく放置してしまっているケースも少なくないだろう。
都内在住のAさん(35歳、女性)もその一人。総額50万円という美容家電のうち、使っているモノと放置しているモノの理由と違いについて聞いた。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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20万円の美顔器も……。共通する使わなくなる理由とは
Aさんは、都内在住で事務職として働いている。美容意識が特段高いわけではないが、ネットサーフィンをしていて気になる美容関連アイテムがあれば、頑張った自分へのご褒美としてたまに購入するという生活を10年以上続けている。その結果、タンスの奥には今は使わない美容家電の数が徐々に増えているという。
・美顔器(ブラシ型):19万円
・高級ドライヤー:5万円
・家庭用脱毛器:10万円
・フェイススチーマー(スチーム美顔器):5万円
・頭皮ケア機器:3万円
「高級な機器だけでも40万円超。細かいモノも加えると大体、50万円は超えると思います。でも、結局、今も使っているのは高級ドライヤーだけです。ほかはタンスの奥にしまっているんですが、高価な美容家電って意外と大きくて場所をとるので困っています(笑)」
「自分は大丈夫」はNG! ほとんどの人が美容家電を使わなくなる理由
Aさんが考える高級美容家電を使わなくなる主な理由は、ほとんど一つだけだという。
「『面倒だから』の一言ですね。私だけでなく、周囲の人も同じような理由でどれだけお金を払ったとしても、使わなくなっちゃうんです。機器の操作性というよりも、美容のために『何か特別なルーティンをつくらないといけない』というのが、意外とハードルが高いんですよ」
例えば、スチーム美顔器は水を入れて一定の時間、蒸気を浴び続けなればならない。行為そのもの時間はもちろん、その準備などもイチからルーティンにするのは家電の金額に関わらず「面倒」に感じてしまうという。
「正しい使い方を理解する手間も、私みたいな『人並み程度』の美容意識がある人にとってはちょっと苦痛なんですよね。しかも、どんなに高価な美容家電を使っていても効果を実感するまでには時間がかかるのでなおさらです。
だから、美容家電を買うなら『普段どれだけ美容に時間を使っているのか』や『きっちりとした性格なのか』といった適性を考えたうえで、まずは機能が似通った安価な美容家電を試すのがおすすめだと思います。しっかりとルーティンが組めたのであれば、きっと高級なモノを買ったとしても問題なく使い続けられると思うので……」
まずは日常使いの美容家電をアップグレードするのがおすすめ
美容家電を高級化する際は、新しいルーティンを構築しなければならないモノよりも、今ある美容家電をアップグレードするほうがハードルは低い。ただ、Aさんによると「行為そのもの」だけを基準にすると思わぬ落とし穴があるという。Aさんが意外だったのは、脱毛器を使わなかったことだった。
「脱毛器はすでに美容器で失敗した後に購入したので、いろいろと学んだうえで『使い続けられるだろう』と思っていました。普通、ムダ毛処理は絶対にするじゃないですか。
ただ、盲点だったのは私が『剃る派』だったことです。当時は脱毛器を購入したタイミングで、『抜く派』に変わる予定でした。でも、基本的に脱毛器はお風呂じゃ使えないんですよね。しかも脱毛した日はお風呂にも入るべきじゃないと説明書に書かれてまして……。結局、今までと違う場所、タイミングで処理しなければならないのが負担になって、これまで通りカミソリで処理しています」
まとめ
脱毛の件も考慮すると、アップグレードしても使用するタイミングが変わらない、高級ドライヤーが採用されているのもうなずけるだろう。
いずれにしても使用し続けるハードルが低い家電から買い替えるのが、高級美容家電を購入するうえで失敗しにくい方法の一つではないだろうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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