更新日: 2023.06.08 その他暮らし
薄毛治療は「保険適用」できる?治療費の相場や費用を抑える方法を解説
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
薄毛治療は保険適用になる?
薄毛は、加齢により進行する生理現象で、けがや病気とはみなされないため、基本的に保険適用にはなりません。
保険適用にならない治療には、美容整形手術・レーシック手術・ワキガ治療なども挙げられますが、薄毛・男性型脱毛症(AGA)治療も自由診療となるために保険適用外で、治療費は全額自己負担になります。
例外として、脂漏性皮膚炎・接触性皮膚炎・円形脱毛症など、医師の診断で頭皮のトラブルと認められた場合に、保険が適用されることもあります。保険適用の可否については、自己判断することは難しいケースが多いですから、頭皮のトラブルは、まず医師の診断を受けるとよいでしょう。
薄毛治療の費用相場は?
薄毛治療にはいくつかの種類があります。
以下で、主な治療と費用相場をご紹介します。
・内服薬の場合
プロペシア・ザガーロ・ミノキシジルなど、薄毛予防や発毛効果が期待できる内服薬を使った治療法です。
費用相場:月々3000~1万5000円
・外用薬の場合
ミノキシジル外用薬などを利用して、毛乳頭や毛母細胞を活発化させる治療法です。外用薬を使用する場合は、一般的に内服薬と併用します。
併用した場合の費用相場:月々1万5000~3万円
・注入治療の場合
発毛効果のある薬液を、頭皮に直接注入するメソセラピーや、毛髪の成長因子(HARGカクテル)を注射で注入するHARG療法があります。メソセラピーと比較して、HARG療法のほうが高額です。
費用相場:メソセラピー 1回2万~6万円/HARG療法 1回15万~20万円
・自毛植毛の場合
後頭部などから採取した自分の毛髪を、薄毛部分に移植する治療法です。移植する毛包の単位を「グラフト」と呼びます。
費用相場:1グラフトあたり1000~2000円、移植範囲に応じて30万~200万円
薄毛治療の費用を抑える方法
基本的に薄毛治療は保険適用外ですから、治療費用は高額になると考えられます。しかし、費用を抑える方法もありますので、以下でご紹介します。
例えば、早期治療で費用を抑えられる場合です。薄毛が進行してから治療をすると、治療期間が長引いて、費用が高額になる傾向にありますが、クリニックによっては、年齢に応じて、割引制度を設けている場合があります。
ほかにも、オンライン診療で交通費を節約したり、ジェネリック医薬品を利用して、費用を抑えたりする方法があります。
薄毛治療は自由診療! 症状に合わせて適切な方法を選ぼう!
薄毛治療は自由診療にあたるため、基本的に保険適用外で、全額自己負担です。治療方法はさまざまで、費用相場も異なります。薄毛治療の効果には個人差があり、実感できるまでに、時間がかかる場合もあります。
薄毛治療をする際は、根気よく、じっくり続けるとともに、コスト面で無理なく続けられる方法を選ぶようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー