更新日: 2023.06.09 その他暮らし

一人暮らしで家庭菜園は「コスパ悪い」!? たくさん収穫できても「食べきれない」場合もあるの?

一人暮らしで家庭菜園は「コスパ悪い」!?  たくさん収穫できても「食べきれない」場合もあるの?
一人暮らしのマンションやアパートのベランダで行う家庭菜園が注目されています。好きな野菜を植木鉢やプランターなど(以下、植木鉢)で育てられるだけでなく、食費が節約できることも期待されます。
 
一方、コスト・パフォーマンス(以下、コスパ)が悪くないか、収穫した野菜が無駄にならないか、気になる人もいるでしょう。ここでは、家庭菜園のメリットやデメリット面も含めて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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家庭菜園に期待できるメリット

家庭菜園には次のようなメリットがあります。
 

・新鮮な野菜が食べられる

家庭菜園の大きなメリットは、いつでも新鮮な野菜が食べられることです。しかも、欲しい分だけ収穫できるので保存方法に悩むこともありません。
 

・野菜づくりが楽しめる

野菜が育つ過程を楽しめるほか、収穫した野菜を食べられる喜びが大きいです。また、無農薬で育てることで、農薬による健康被害を心配しなくても済みます。
 

・料理のレパートリーが広がる

野菜が身近にあることで料理のレパートリーが広がります。新たなレシピ探しも期待できるでしょう。また、総菜などに野菜を加えることで栄養の偏りも防げます。また、お弁当を彩るミニトマトやおつまみとしても人気の枝豆も家庭菜園向きです。
 

・ベランダの日当たりが悪くても育つ野菜も

家庭菜園の場所として、日当たりのよいベランダのイメージが大きいでしょう。しかし、シソのように日陰での栽培に適した野菜もあります。シソは薬味としても重宝されるので、ベランダの採光がよくない部屋に暮らす人にもおすすめです。
 

家庭菜園にはデメリットも

一方、家庭菜園にともなうデメリットも押さえておきましょう。
 

・入居時には確認が必要

マンションやアパートのベランダは共有部分です。緊急時の避難通路になるため、荷物があると非難の妨げにもなりかねません。家庭菜園を禁止している物件もあるので、入居時にはきちんと確認しておきましょう。
 

・近隣への配慮も大切

土の臭いや虫の発生により、隣近所に迷惑がかかる恐れがでてきます。もし、農薬を使うなら、風のない日を選ぶなど細心の注意が必要です。また、2階以上で暮らす場合は、水やりにともなう階下への水漏れに注意しなければなりません。
 

・一度に食べきれないことも

野菜によっては、一度にたくさん取れるものもあります。そのため、一人暮らしでは食べきれずに廃棄してしまうかもしれません。特に、自炊が面倒な人はせっかくの食材を無駄にすることになりかねません。
 

・続かなければ費用が無駄になる

家庭菜園を始めるには、土や植木鉢、道具(スコップやジョーロなど)も使います。もちろん、種や苗の購入にもお金がかかります。
 
そのため、もし家庭菜園が続かなければ、逆にコスパが悪くなるでしょう。家庭菜園で残った枝葉は家庭ゴミ扱いが可能ですが、植木鉢は粗大ゴミ扱いです。また、土の処分に困ることも出てきます。
 

・引っ越し時にも注意が必要

植物は動物と同じ扱いになるため、業者が難色を示す可能性があります。業者に依頼できた場合でも、引っ越し料金の割り増しは避けられないでしょう。
 

最初から欲張らないことが大切!

家庭菜園を楽しむためには、最初から欲張らないことが大切です。野菜を選ぶときは育てやすさを重視しましょう。むしろ、収穫量を期待すると料理方法に困るかもしれません。そうならないためには、ふだんの食事に無理なく使える野菜を選びましょう。
 
また、主菜ではなく、付け合わせ野菜を育てる方法もあります。室内で家庭菜園を楽しむのも一案です。収穫後の豆苗(とうみょう)をトレーで育てるだけでも、家計の節約になるかもしれません。野菜選びに迷ったときは、水耕栽培キットの使用も検討しましょう。
 

家庭菜園は自分に合ったやり方を! ハードルを下げることも検討しよう

家庭菜園を楽しむには、自分に合った方法で始めることが大切です。途中で断念しないためには、育てやすい野菜から始めるのもよいでしょう。近隣への迷惑がかからない室内を選ぶのも一案です。
 
家庭菜園には相当の費用もかかりますが、野菜を育てる楽しみもあります。そのためには、家庭菜園のハードルを下げてはいかがでしょうか。
 

出典

国土交通省 標準引越運送約款(平成二年運輸省告示第五百七十七号)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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