旅行費を少しでも抑えたい!格安航空会社を利用するメリットやデメリットは?
配信日: 2018.07.29 更新日: 2019.01.09
ただ、旅行となると交通費や宿泊費、観光するための費用など金額が思ったよりもかさみますよね。その中でも節約できるものといえば、まず交通費が第一にあげられるのではないでしょうか?
ただ、あまり安いと「何かデメリットがあるんじゃないか?」と気になりますよね。
今回は格安航空会社を利用するメリットとデメリットを見ていきましょう。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
格安航空会社のメリットとデメリットを見てみよう!
■格安航空会社のメリット
【メリット(1)航空券が安い】
格安航空会社を利用するメリットは何といっても運賃が安いところです。
どのくらい安くなるかというと、航空会社によって異なりますが、大手航空会社の2割~5割ほど安くなります。
【メリット(2)片道のみでも安く済む】
片道ずつでの購入もできますので、行きと帰りで違うところに行ったり、途中で別の空港で乗り継ぐなど柔軟に利用できるところもメリットです。
【メリット(3)キャンペーンがあることも】
ただでさえ安い運賃料金ですが、さらにキャンペーンやセールを一時的に行っていることもあります。さらに安い運賃料金で行けますので、自分たちの旅先と時期が合うかどうかチェックしてみるといいですよ。
■格安航空会社のデメリット
【デメリット(1)有料サービスのものが多い】
大手航空会社だと無料のサービスが、格安航空会社では有料になってしまうケースがたくさんあります。機内食や飲み物などが有料だったり、長い移動時間に暇を持て余すための映画なども有料になるケースがほとんどです。
【デメリット(2)本数の少なさが遅延時に影響することも】
格安航空会社は1日のフライトの少なさがデメリットでもあります。仮に悪天候などで遅延してしまうこともあるでしょう。
遅延した場合、購入した航空会社の振り替えのみにしか対応してくれない航空会社が多いです。なので、他社の便に乗り換えることができません。本数が少ないために、その日のうちに目的地に着けない可能性も出てきます。
【デメリット(3)遅延が多い】
遅延が多いこともデメリットのひとつです。
国土交通省の「特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービス に係る情報公開」によると、遅延率と欠航率は大手航空会社よりも格安航空会社のほうが多いのがわかります。利用するには余裕をもったスケジュールが必要になりそうです。
みんな何を重視して格安航空会社を利用している?
格安航空会社を利用するとき、皆さんはどんなことを重視しているのでしょうか?
国土交通省 国土交通政策研究所 「LCCの参入効果分析に関する調査研究」によると、断トツの1位は『運賃の安さ』でした。
逆に重視していないものは、『快適さ』や『手荷物の持ち込み』などのサービスでした。
特にサービスや遅延の多さが気にならないという方は、格安航空会社を利用する方が良さそうです。
まとめ
旅行でお金をいくらでも使えれば理想ですが、そう言うわけにもいきません。
ですが、せっかくの旅行なのに、あまりに旅先での費用をケチってしまうのも何だかもったいない気がします。
普段行けない場所に行くのですから旅先では充実させたいですよね。交通費だけではなく、宿泊費もこだわりさえなければ削れる部分です。
自分にとっての格安航空会社のメリット、デメリットをよく比較して、上手に節約しながら、旅行を思う存分楽しみましょう。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー